ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】7

ーラスタ・ラヴ(10/25/夜)ー

寅「……」
ドンッ!

悠「ひぇっ」

寅「勝負だ」

悠「ナンノコトデショウカ」

寅「腕相撲するんだろ。勝負だ、コラ」

悠「やるとは言ってないんだけどなぁー」

優日「逃げるな!生きることから……逃げるなっ!!」

悠「生き残るために逃げてんだよ!!」

福太郎「ゴッドイーター屈指の名シーン」

真樹「そうなの?」

左近「まぁまぁ、小鳥遊さん。腕相撲ならいいじゃねーですかい。」

寅「……」

悠「目に殺意がこもりすぎててヤバいんですけど」

優日「でも、そういう目で見られ慣れてるでしょ?」

悠「殺しの目より、女の子にハート目とかで見られたい」

寅「ごちゃごちゃ言ってねぇでさっとしろ、ぶっ飛ばすぞ」

悠「どっちにしろぶっ飛ばされる未来しか見えないって昨日言ったんだけどなぁ。……やってやらぁっ!」
ガシッ!
ガシッ!
寅「ふーー…」

左近「それじゃあ……レディ、ゴー!」

悠「うおぉっ!」
ググッ!
ググッ!
寅「オラァ!」

真樹「おっ、拮抗してる」

左近「寅さん、頑張ってくださいよ」

寅「うおおぉっ!」
グッ…ググッ!
悠「くっ…」

福太郎「おっ…」

ともき「傾きだした」

優日「あ、ささくれできてる。」

真樹「バンソーコー巻いた方がいいよ」

ともき「完全に興味なくしてるだろお前ら…」

悠「はぁぁぁ……鬼状態発動!」
ググッ!
寅「っ…!!」

悠「おっらあぁぁっ!」
バシイィィン!
寅「……」

福太郎「あっ…」

左近「あらぁ…寅さん、負けちまいましたね。」

寅「チッ!」

悠「はぁはぁ……勝ったぜ!」

優日「あ、済んだ?」

真樹「おつかれー」

ともき「軽っ…」

寅「くそっ!」
ガンッ!

左近「まぁまぁ、こんな時もありますって。それに鬼状態まで使いだしてますし。」

拳二「かっかっかっ、面白そうなことしてんじゃねぇか。俺ぁも混ぜろよ!」
ドンッ!

悠「嫌だ!!」

寅「やれよ。」
ゲシッ!
悠「蹴らないで!」

拳二「はなっから本気でこい。勝てたら今日の家賃はなしにしてやる」

悠「かかってこいやぁぁっ!」
ぐぉっ!
拳二「おぉっ!……フンッ!」
メキッ!ガン!
悠「ぎぃや!!」

左近「今、手がヤベェ曲がり方してやせんでしたか?」

福太郎「叩きつけられた音もヤバかったで」

拳二「かっかっか!!なかなか面白かったが、まだまだだな!家賃はきっちり回収していくぜ。」

寅「鬼状態を余裕で返しやがった。どんな力してやがんが、このおっさん……。」

悠「おごごご…た、小鳥遊お勉強問題……問題…………呼吸に必要なものは酸素と何?」

優日「悠、波紋の呼吸だよ。波紋の呼吸!」

真樹「っていうか、腕おかしくない?」

左近「肩から外れてますねありゃ」

寅「いや、咄嗟に自分で外したんだろ。」

拳二「だろーな、でなきゃ折れてるはずだ。」

福太郎「折る気でやったんやね…」

ともき「ブドウ糖…っていうか、外れてる腕も大概だけど手の甲から血でてるぞ」

拳二「ガチで叩きつけたからなぁ」
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