ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4

ーラスタ・ラヴー

悠「ふぅ…面白かった。」

ともき「よくその首で本読めるな。」

翼「前から気になってたんだけど悠って活字中毒かなんかなのか?」

悠「いや、普通。読みたいものしか読まないし。けど図書館にいったら延々と居られる自信はある。ま、暇潰し程度にだけどな。」

ともき「とりあえず図書館には一緒に行かないようにするわ。」

悠「安心しろ。俺も進んで行く気はない。さぁて……寝るか。」

美喜「寝るな。」

悠「ちっ。」

紅「ういーす。悠居るか?」

悠「いませんよー。」

紅「居るじゃん。あそぼーぜー。」

悠「なにして?」

紅「ステゴロ。」

悠「崇にでも言ってこい。」

紅「俺に死ねっての?なー、なー、たまにはやろうぜー。」

悠「だぁ…もう抱きつくな…デカイから重いんだよ。っか俺の首を考慮しろ!」

紅「人には抱きつく癖にこれだもんなぁ。」

悠「俺はいいんだよ。っか、いつまで抱き締めてる気だ。離さないと翼に抱きつくぞ」

翼「俺を巻き込むんじゃない」

六花「ちょーす。お、あい変わらずラヴってるねー。」

紅「相思相愛だからな。」

悠「片想いの間違いだろ。俺と相思相愛はともきだ。」

ともき「はいはい、愛してる。愛してる。」

翼「一連の流れに迷いがない…。」

悠「冷てぇなー。そんな態度だと…リッカと浮気するぜ?」

六花「ごめんなさい」

紅「振られたな」

悠「まぁ、わかってたけどな。」

翼「っか、誰彼なしに愛を振り撒くなよ」

悠「俺の愛はプライスレス。だてに愛の堕天使と呼ばれてないぜ。」

翼「初耳だし。堕天使って…堕ちてんじゃん」

悠「いやいや~こーみえて人と人をくっ付けるのは大得意でね。とくに、ともきゃんとつかさの関係をのりこねバッタに…」

ともき「やかましいわ!」

六花「それで、紅さんはなんで悠くんに抱きついてるんですー?」

紅「えと……なんでだっけ?」

悠「コイツ忘れてるよ…」

紅「思い出した。悠がステゴロの相手してくれないんだよ。」

六花「それは悠くんが悪いね。」

悠「悪くねぇし!」

六花「ちょっと相手するくらいいいじゃん」

悠「コイツはちょっとじゃ済まないんだよ。寸止めせずマジ当てしてくんだぞ?」

六花「え…とうぜんじゃないー?」

紅「だよな。」

悠「なぁ、俺が間違ってるのか?」

ともき「いや…そっちの世界の理を俺に聞かれても困る。」

悠「いやいやいや。」

紅「じゃ、行こうか。」

悠「じゃ、じゃない。肩を掴むな、引っ張るな!」

六花「あたしもいこー。」
悠「うぉい!離せ、離さんか!デカイのが左右で挟むなー!」

ともき「あーあ…」

翼「流れで無視してたけど大丈夫なのか?」

ともき「ま、悠は平気だろ。死なないし。」

翼「それホントなのか?」

ともき「噂だ。けど、千夜は殺す気で頸を蹴ったことあるらしい。」

翼「っで…?」

ともき「まぁ、生きてるから無事だったんだよな。」
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