ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】7

ーラスタ・ラヴ(9/29/夜)ー

悠「てーふーがくるぞー!」

ともき「知ってるよ」

悠「まぁ、それは置いといてラムネってあるじゃん」

優日「お菓子の?」

悠「液体の方の」

吉音「夏に飲みたくなるよね。しゅわーって」

悠「おれはビールの方がいいけどな。」

福太郎「ほんでラムネがどないしたん?」

悠「あれの中にタマタマ入ってるよな」

ともき「ビー玉っていえ、それとタマを二回続けていうんじゃない」

真樹「タマタマと聞いて」

ともき「反応すんな」

優日「やっぱ好きなんすねぇ」

吉音「そういえば何でラムネにビー玉って入ってるの?」

悠「それはだな……ラムネの誕生までさかのぼるのだ……」

ともき「どんなキャラだ」

悠「ラムネが誕生したのはイギリス。当初はコルクで栓をしてたらしいが、コルクだと炭酸が抜けてしまうという欠陥があって、1872年、ハイラム・コッドがガラス玉で栓をする方法を編み出したんだ」

優日「スライムゴッド」

福太郎「神のスライム。」

悠「むちゃくちゃ耐性高くてあらゆるバステ振りまきそうだ。」

ともき「いいから話し続けろよ」

真樹「話がすぐ脱線するよね。」

悠「話しがすぐに脱線してしまう。僕の悪い癖。」

ともき「杉下さんか」

悠「ところで、ラムネとサイダーはどっちも「レモネード」の名が由来の炭酸飲料。現在は味や製法にほぼ違いはないとされてるがが、昔は違ったそうだ。」

ともき「そして急に話が本筋に戻る…」

福太郎「話し自体は面白いんやけどね。」

想「悠君はお話が上手ですから」

ともき「そうかなぁ…」

悠「当時からサイダーは王冠で密封されていたんだとか。ラムネがこの方法をとることができなかったのは、充填の方法に違いがあったからだそうだ。そのために編み出されたのがガラス玉での密閉だった。」

吉音「なんでそこでガラス玉なの?」

悠「充填した際、ガスの圧力によりガラス玉が口に押しつけられて密閉することができるらしい。現在も同じ方法で密閉されてる。」

吉音「なるほどー」

悠「ところで、ラムネのガラス玉をビー玉といってたが、実はアレ、ビー玉ではないんだそうだ。もともとガラス玉を作る工程でラムネ用として使用できる規格のものを「A玉」、そうでないものを「B玉」として子どものおもちゃ用ガラス玉として販売したのが元だといわれてる。」

ともき「それでビー玉なのか」

吉音「知らなかった。」

真樹「僕が遊んでたビー玉は水晶玉だったけどね」

福太郎「セレブ間半端ないなぁ。」

想「そうすると、ラムネのガラス玉は「A玉」ということになりますね。」

悠「ちなみに、ビー玉の名前の由来は「ビードロ玉」から、という説もある。はい、小鳥遊お勉強問題!胃と小腸をつなぐ消化器官を?」

優日「一、十、百、千」

福太郎「万丈目サンダー!」

吉音「サンダー!」

真樹「なにこれ」

想「さぁ?」

ともき「十二指腸」
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