ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】6

ーラスタ・ラヴ(9/10/夜)ー

悠「カボチャをくりぬいてジャックオーランタンを作ろうかと思ってる」

ともき「……早くね?」

紅「ジャックオラウータン?」

悠「なに面白いこと言ってんだよ!くやしい!」

千夜「きめぇ」

マリア「ジャックオーランタンはハロウィンの時にやたら売り出される顔つきカボチャのアレですよ」

紅「あー、はいはい、アレか。」

福太郎「ちなみにアイルランドとコットランドに伝わる鬼火のようなもんのことやで」

紅「へー」

悠「興味ないな」

紅「カボチャは食うけど、化け物は食わないしな」

悠「フルスイングでカボチャをブチ砕けるぞ」

紅「……それは面白そうだな」

真樹「でも西洋カボチャってヤバいぐらい固いよね。」

マリア「ここら辺のひと達にとっては関係ないですよ。殴って蹴ってジャンケンぽんです」

千夜「最後のジャンケンは何だよ」

ともき「恐らく叩いてかぶっての変形型ってこと」

真樹「守りがないけど、ジャンケンは廃止されていない部分に闇を感じる」

悠「小中学生辺りでブームになるかもな」

ともき「なったら社会問題として新聞に載るレベルだぞ」

紅「でもよ、陰湿ないじめがあふれかえってるよりは、どうどうとやりあう方が平和的じゃね?」

福太郎「平和的ってなんやっけ?」

真樹「さぁ…」

マリア「恐らくですが平和的とは果し合いじゃないでしょうか」

千夜「は?」

悠「公正なる「果(はた)し合い」は自分自身を人間的に生長させてくれる。卑劣さはどこにもなく……。漆黒なる意志による殺人は人として未熟なこのオレを聖なる領域へと高めてくれる」

マリア「乗り越えなくてはならないものがある。『神聖さ』は『修業』だ。」

ともき「お前らリンゴォさん好きすぎだろ」

悠「カッコいいからね、仕方ないね。ね?」

千夜「知らん」

悠「ジョジョ全巻置いとこうよ。お客さん増えるよ?」

千夜「増えるかボケ」

真樹「漫画といえばなんで喫茶店とかにはゴルゴがやたら置いてあるんだろうね。」

福太郎「店主のシュミやろね。」

悠「おれだったらジョジョだろ、こち亀だろ、アカギだろ、それにー……」

ともき「それは茶屋じゃなくて漫画喫茶だ」

悠「ふふっ」

千夜「なに笑ってんだ」

悠「いや、んふふ、なんかツボっちゃった。はい、山を越え暖かく乾いた風が吹き気温が上昇する現象を?」

マリア「ふぇーん、ふぇーん」

真樹「フェルメール」

紅「フェラーリ?」

福太郎「フェルナンデス」

ともき「フェーン現象」
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