ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】6

ーラスタ・ラヴ(9/6/夜)ー

悠「あっち向いてほいってなんか途中で必ずおかしいことになるよな。」

ともき「やたら高速化してグダグダになるのな。」

悠「いや、ぶん殴られる。」

ともき「それ、あっち向いてほいじゃねぇだろ。」

摩耶「それは叩いて叩いてジャンケンポンだね♪」

マリア「守ったら負けってやつですね。」

ともき「その叩いてはオモチャのハンマーで軽くたたく程度のことじゃないよな」

摩耶「掌手で顎を的確に打ち抜くって意味の叩くだよ。」

悠「勝敗は意識を先に手放した方が負けってことか」

ともき「冷静に何言ってんだ」

悠「とりあえず危険だから却下だな」

マリア「えっ、今から悠さんが実戦するんじゃないんですか?」

悠「そういう事を言いだす奴がいるから先手を打ったんだよ。」

福太郎「打たれる前に打ったんやね」

悠「おぉー」

マリア「じゃあ、もうジャンケン抜きでいきますか、ちょっと寅さん呼んできますね。」

悠「……」
ガシッ
マリア「……」

悠「このままバックドロップとしゃれこむか?」

マリア「おのれ卑怯な!」

金剛「何やってんだお前ら」

摩耶「新時代の遊びの提案かな」

ともき「遊びじゃなくて殴り合いだよな?」

金剛「殴り合いは新時代どころか遥か古代からある遊びだろ」

ともき「遊びかなぁ?」

悠「公正なる「果(はた)し合い」は自分自身を人間的に生長させてくれる。卑劣さはどこにもなく……漆黒なる意志による殺人は人として未熟なこのオレを聖なる領域へと高めてくれる」

福太郎「男の世界」

マリア「キャー、リンゴォ・ロードアゲインさーん!」

ともき「とりあえず、するとしたら平和的な遊びをしろ」

悠「平和的な遊び……ドカポン」

摩耶「いえーい、友情破壊ゲーム!」

ともき「お前の平和的って何?」

悠「……いつの間にかおれの側から無くなってきたものかな。」

摩耶「無くなった×投げ捨てた○」

悠「捨てていない!!」

福太郎「無くなってから気付くもんってあるよな」

悠「正露丸とかな」

金剛「何の話してる?」

悠「いや、正露丸っているって時に限ってなくなってない?もしくは大抵ビンごと見つからない。」

ともき「薬の置き場はちゃんとしとけよ。」

摩耶「薬は大事だよね。」

マリア「悠さんのところは駒狸さんに頼めば大抵の薬は出してくれるんじゃないですか?」

悠「そういえばこの前、エピペンすら持ってたな」

金剛「えぴぺんってなんだ?」

悠「蜂刺されとかアナフィラキシーに対する緊急補助治療に使用される医薬品だ。」

金剛「それは個人で持ち歩いていいものなのか?」

マリア「重度のアレルギーを持つ人は病院に行けば処方してもらえますから大丈夫ですよ。」

摩耶「インシュリン注射とかもあるよね」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!東シナ海を北上し日本の南側を西から東へ流れる海流(暖流)は?」

マリア「戦闘潮流」

悠「残念。そりはもううやった」

マリア「おまえは『対応者』にすぎないッ!それを放ったのは射程の外だ……!!友を失ったからその「鉄球」を放りやがって……汚らわしいぞッ!そんなのではオレを殺す事は出来ないッ!」

摩耶「突然のリンゴォ」

福太郎「リンゴォさんは貫禄ありすぎ。」

金剛「で、なんだっけ?」

ともき「黒潮(日本海流)」
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