ｰラスタラヴｰ

美喜「いらっしゃい…って、多いわね。」

悠「おう。ラジオ終わりの打ち上げだ。」

ともき「ひさびさだな。ここも。」

梓「ふーん。Sウルフの店なんだ。」

六花「そ、二階は普段VIPルームなんだけねー。」

澪「らっしゃい。聞いてたよ。相変わらず悠は飛ばしてるな。」

悠「そんなに誉めるな。」

澪「誉めてないけど、なんにする？」

悠「今日は冷えるし…ホットドリンク頼む。」

六花「ひとつはノンアルコールでね。」

澪「わかった。オーナー、お湯頼みます。」

美喜「はいよ。」

悠「さて、頼んでから言うのもなんだが、梓は飲めるよな？」

梓「あぁ、カクテルやチューハイならな。別に多色なら度数高めの日本酒や洋酒もいけるよ。」

悠「良かった。」

美喜「はい、お待たせ。ホット･ウィスキー･トディー三つとホットレモンティよ。」

ホット･ウィスキー･トディー
13度中口ビルド

ウィスキー45ml
砂糖1tsp
熱湯適量
スライスレモン、グローブ、シナモンスティック

ホットドリンク用のグラスに砂糖をいれて少量の湯で溶かし、ウィスキーを注いで熱湯で満たす。
スライスレモン、クローブを入れ、シナモンスティックを添える。

悠「んじゃ、皆。お疲れ乾杯。」

ともき「乾杯。」
梓「カンパイ。」
六花「かんぱーい。」

悠「おーうめぇ。」

ともき「これは暖まるな。」

梓「ほんと、いい香りだし。ポカポカだ。」

澪「他にも、ベースを変えればジン、ラム、テキーラ、ブランデーなんかでも作れるぞ。」

悠「ふー。しかし、うちも賑やかになったもんだ。」

ともき「なんだ急に。」

悠「ともきに梓、澪に美喜。よくよく見れば他の場所から来てんだからな…。」
美喜「オーナーとしてだけどね。」

澪「バイトだし。」

梓「俺は成り行きかな。」

ともき「俺は……なんだっけ？」

悠「ともきは俺の嫁だからだよ。」

ともき「それは無いな。」

悠「ま、交換交流だな。」

六花「悠は向こうに行きっぱなしだしねー。両手に花だけど。あ、はなちゃん含めたら花束かな？」

悠「モテルオトコハツライネ。」

梓「棒読みにもほどがあるな。そろそろ、悠も年貢のおさめどきじゃないか？」

ともき「たぶん、それは無いな。」

六花「なんでー？」

ともき「俺が言うのもアレだけど悠のフラグ折りは神がかってる。はたから見ててもよくわかる。」

梓「そ、そんなに？」

ともき「ラヴレターとかもらっても本人に返すタイプだよ。」

悠「あはは、ともきは最近言うようになったなー。」

六花「っていうか、悠君ってオタクなんだよね？」

悠「いかにもそうだが？」

梓「なんで、ポーズ決めてる…」

六花「よく解んないけど、そういうのがいいんじゃないのー？ラヴレターとかに悠君を見てるだけでドキドキしますとか」

悠「俺はゲームのラスト見るときにドキドキする」

梓「あ、ダメだな。」

ともき「これが、悠らしいっていうんだよ。」