ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】6

ーラスタ・ラヴ(8/26/夜)ー

悠「サライーの空にー」

拳二「昨日取り忘れた家賃を払え」

悠「期限切れだろ」

拳二「どっちかってぇとお前が滞納してんだからな」

悠「うるせぇ!」

拳二「……」
ゴンッ!
悠「んぎぃ!」

ともき「そりゃ殴られるわな」

紅「俺も悠のこと殴りたいなぁ。」

悠「なんでそういうこというんだ!」

福太郎「俺はなんも言うてないで」

優日「紅君はあっち、ちなみに拳二さんはこっち」
クルックルッ
悠「やめろ、やめろただでさえのうがぐわんぐわんしてるのにまわすんじゃない」

優日「回転することによって脳の揺れをなんとかかんとか」

福太郎「大事なところがあやふや」

拳二「そのまま後ろ向いてろ……あった。」
スッ
悠「こら!とるんじゃねぇ!」

紅「ちゃんと用意してんだったら初めから素直に渡しゃいいのに」

悠「ただ渡すなんておれの意地が許さねぇ!」

ともき「なんの意地だよ」

優日「意地は意地でも意地悪の意地じゃないかな。」

悠「へっへっへー!」

紅「悪い顔してやがる。」

拳二「もともとそいつは悪い面だろ」

悠「拳二は顔が悪いけどな」

拳二「すぅっ……ふーーー!」

悠「げほっげほっ!」

優日「スモークブレス」

悠「くそっ!ファブリーズ、ファブリーズを頼む!」

福太郎「振りかけたらええん?」

悠「ああ、あのゴリラの顔面に乱射して殺菌してくれ。」

紅「あはははっ!」

福太郎「俺には荷が重いわ」

拳二「テメーはもうちょっと目上に対する礼儀を覚えろ」

悠「礼儀ぐらいちゃん使えるし。」

優日「ただし?」

悠「相手は選ぶ」

拳二「まぁ、それはしゃあないな。」

福太郎「それはええんや。」

拳二「使い分けってのは大事だ。だけど、俺ぁににもつかえや」
ゴスッ!
悠「あぎぃ!やめろ!脳が痛む!」

優日「すでに痛んでるから平気じゃない?」

悠「痛んでなどおらぬ!」

紅「存在は痛いけどな」

悠「あぁん?」

紅「……」
ブンッ!
バッ!
悠「無言の一撃!」

福太郎「そして回避」

紅「当たれよ」

悠「金属バットのスイングを受けてたまるか!」

拳二「けど、俺ぁの拳のがいてぇぞ」

紅「は?」

拳二「あ?」

福太郎「怖っ」

悠「さらにおれの頭のほうが固い。はい、小鳥遊お勉強問題!東北地方で一番長い川は?」

優日「ユーコーン川」

拳二「どこだそれ」

福太郎「カナダやね」

悠「東北地方でってんだろ!」

紅「~~!」

ともき「北上川」
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