ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】6

ーラスタ・ラヴ(8/25/夜)ー

悠「クイックターンって言葉の響き素敵じゃない?」

ともき「はぁ」

悠「こうクィッ・ク・ターンっ!て感じで」

ともき「なにひとつ伝わらない」

雲山「そもそもクィックターンを「クイッ」の部分で切るのは間違ってませんか?」

マリア「これはアレですね。悠さんがアホっぽいというのは伝わりましたね。」

真樹「アホっぽいじゃなくてアホなんだよ?」

悠「アホじゃねぇ!」

福太郎「アホやないとしたら?」

悠「愛すべきバカ」

ともき「ただのバカ野郎だろ。」

雲水「がはははっ!バカでいいじゃねぇか!なぁ、バカ野郎!」
ベシベシ
悠「どうしよう腸が煮えくり返りそうだ」

雲山「申し訳ない」

マリア「つまりモツ煮込みですね。」

福太郎「人モツ煮込みはきっついなぁ。」

マリア「あわわ、気持ち悪い」

ともき「その話を出したのはお前だけどな」

マリア「でも、はらわたが煮えくり返る何ていいだしたのは悠さんですから、悠さんが悪いんじゃないですかねぇ。」

悠「おう、そうだな。全部おれが悪いんだな、景気が悪いのも、ポストが赤いのもぜんぶぜーーんぶおれが悪いんだよっ!!」

マリア「あれ、もしかして私めちゃめちゃキレられてます?」

真樹「キレられてないよ」

雲山「いい切れましたね。」

悠「キレてはないが、とりあえずアラファト家政婦派遣協会に匿名で苦情入れとくわ」

ともき「キレてるな」

福太郎「マジ切れしとるなぁ」

マリア「そういうガチなのは本気でやめてくれませんか?」

悠「なら、なにかおれいうことは?」

マリア「……」

悠「……」

マリア「……らない」

悠「あー?」

マリア「それでも私は謝らない!!」

雲山「そこは謝るべきでは?」

悠「潔し!じゃ、電話するな。」

マリア「あ、ごめんなさい。勘弁してください。すいませんでした。」

ともき「醜いなぁ」

悠「やれやれだぜ。」

雲水「……殴り合いはせんのか?」

雲山「アンタはホント何言っとるんだ」

マリア「殴り合いになったら私に勝てる要素がなにひとつないんですが」

雲水「オレが援護してやるぜ。」

マリア「かかってこいやあぁぁ!」

悠「卑怯だぞテメェェ!」

ともき「ホントに醜いなこいら…」

福太郎「人間賛歌やねぇ」

真樹「いや、違うでしょ」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!北海道で一番長い川は?」

マリア「石でぶん殴ると痛い」

真樹「そりゃ痛いでしょ」

福太郎「石斧とか原始的やけどめっちゃ怖いもんな」

雲水「オレの拳は石よりかてぇぞ。がははっ!」
ブンブンッ!

雲山「子供じゃないんだから拳を振り回さんでください」

ともき「石狩川」
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