ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】6

ーラスタ・ラヴ(8/20/夜)ー

悠「24時間テレビめいてきたな」

ともき「ああ、確かに」

福太郎「毎年24時間テレビが終わったら夏が終わるって感じするんよな」

悠「けど、おれここ2.3年はまともに見てないな。そのタイミングで何見てんだっけか……」

マリア「24時間カブト虫の生態観察とかじゃないですか?」

悠「一度もやったことねーわ」

マリア「じゃあ、今年はやるチャンスですよ!!」

ともき「何のチャンスなんだ」

真樹「カブト虫って高いんだっけ?」

悠「ピンキリだわな。でも、珍しいカブト虫だとある程度ちゃんと育ててたら売れるぞ。」

真樹「ふーん。でも、虫って長生きしないイメージがあるんだよね。」

福太郎「虫やしなぁ。ブプレスティス・スプレンデンスやったら長生きするやろけど」

ともき「え?」

福太郎「ブプレスティス・スプレンデンス」

真樹「何それ」

悠「タマムシの一種だ。確か37年ぐらい生きた虫だとか」

ともき「それは凄いな」

福太郎「40年生きた女王蟻とかもおるらしいで。」

真樹「マジで?すごくない、それ!」

悠「虫はスゲーんだよ。テラフォーマー読めよ」

ともき「図鑑とかじゃないんだな」

悠「アラクニドかキャタピラーでも可!」

マリア「話しは変わりますけどカブト虫とかは死骸も売れるんですよね?」

真樹「なんで?!」

悠「標本にしたりするからだよ。だから大きかったり角がしっかりしてたりした方がいいだろ?」

真樹「そんなもんなのかな」

マリア「まぁ、そこら辺は標本してるひと達にしか分かりませんよね。」

福太郎「フィギュアとかやったら一定基準で製造されるけど生物はまったく同じもんはでけんしな。」

真樹「なるほどなぁ。」

ともき「それを聞くとなんかゾッとするな」

悠「でも、世界には死んだ妻を剥製か何かにして一緒に暮らしてる人もいるらしいぞ」

福太郎「ある意味、永遠の存在ってやつかな?」

悠「福ちゃんとこには似たようなのいるじゃん。ご近所にも」

福太郎「せやなー」

悠「そういえば夏場ってどうなんだ。死臭とか」

福太郎「一応せーへんけど、死肉に誘われとるんかりんねセンセの部屋の周りにはやたらカラスとんどるよ」

マリア「ナチュラルお化け屋敷」

福太郎「んー、確かにうちはお化け屋敷やな」

悠「いいじゃん。みんな女の子だし」

真樹「そういう問題?」

福太郎「せやで。」

真樹「えー……」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!日本最東端の島は?」

福太郎「南斗水鳥拳」

真樹「ごーしょーはっていうのは聞いたことある」

マリア「愛で空が落ちてくる」

ともき「南鳥島」
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