ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4

ーラスタ・ラヴー

紅「桜餅喰いてい」

悠「なんで俺にいう。三百円やるからコンビニで買ってこい」

紅「桜餅って包(つつ)んでるのと包(くる)んでるやつあるだろ。おれ包(つつ)んでるのが好き」

翼「つつむとくるむって一緒じゃね?」

紅「つつむってこー……包む感じだろ」

ともき「……結局どっちだって?」

紅「つつんでるほう」

悠「あ、ころってしてるほうか」

紅「それはどっちだ?」

悠「……えと、つ、つつんでるほう?」

千夜「……お前ら、なに雁首そろえて間の抜けた話してる。」

悠「いや、紅がわけわかめな事言いだして。」

紅「千夜ちゃんならわかるよな、包んでる桜餅」

千夜「知るか。胃に入れば同じだろ」

紅「うわー身も蓋もねー」

千夜「はぁ、それより、ともき。そろそろ無くなんだろ。」

ともき「お、ありがと。」

翼「なんかいい匂いだな。」

悠「スンスン……チャーシューだな。」

千夜「お前は犬か…」

ともき「正解。定期的に和龍軒のチャーシューもらってるんだ。」

紅「あれ、俺のは?」

千夜「うっせーよ。」

悠「ラーメンか。ラーメン喰いたいな。よし、今夜は千夜ちゃんとこで和龍すぺしゃる超大盛りにしよう」

千夜「うち、今日定休日だぞ。でなきゃこの時間に俺が来るわけねぇだろ。」

悠「あんまりだあぁぁぁ!!!」

翼「どんだけ、落ち込んでんだよ…」

悠「おま、そんな、先っぽいれて急に止められたくらいの焦らし感だぞこれ。」

翼「その例えがもう最低だよ。」

千夜「うっせぇなぁ…三百円やるからコンビニでかってこいよ。」

紅「~~~~」

ともき「あー…紅くんのツボにクリティカルヒットだ。」

悠「カップ麺じゃ無くて―……あ、そういや家に生うどんがあったな。ラーメンじゃないけどいいか…」

紅「俺きつねうどんでいいよ。」

悠「なに、あたりまえに注文してんだよ。」

紅「ごちになります。ウスッ!」

悠「おい、誰か硬い鈍器持ってきてくれ。」

千夜「コイツの背中ン中にあんじゃね?」

紅「今日は一本しか入ってないぞ。」

翼「どうやって背中にバット入れているのかが不思議だ…」

ともき「七不思議のひとつだよ」

翼「他にはどんなのが?」

ともき「禅君の左目とか」

悠「世の中は不思議でいっぱいだな。」

紅「だな。それできつねうどんの件なんだけど。」

悠「あーもーわーったよ。ただし作るのは俺の好きなうどんだからな!!」

ともき「ざるはなしで頼むぞ。」

翼「煮込みうどんもありだよな。」

千夜「細めじゃ無く太めのうどんで頼むぞ。」

美喜「澪、そっち閉めといてね。」

澪「大丈夫完璧です」

悠「あるぇ……なんか人数ふえてません?」


「「「それは気のせいだ。」」」
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