ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】6

ーラスタ・ラヴ(7/29/夜)ー

ともき「台風がそんなにひどくなくて良かったな。」

悠「ひでぇよ、ひでぇよ…。」

ともき「なんだよ」

悠「おれの紫蘇のプランターが倒れちゃってたんだよ!ちくしょう!」

福太郎「そんな酷かったん?」

悠「いや、倒れただけだから起こせばいいだけだったよ」

クロ「何だコイツ」

悠「悠君です。」

クロ「……」

ともき「なんかすいません」

クロ「いや…」

悠「ともきが謝ることはない」

クロ「お前が謝れ!」

悠「謝罪はキスと決まってるが……それでいいか?」

クロ「キモイ!」
ゲシッ!
悠「ヴくっ!」

ともき「そりゃそうなる。」

真樹「床とキスして謝罪っってことだったのかも」

クロ「なら納得だ」

悠「……」
しばりしばり

福太郎「倒れてからの尻尾にリボン結わい」

クロ「やめろってんだろ!」
グシャッ!
悠「ぎゃんっ!」

優日「一連の流れに淀みがない。これはプロの犯行!」

ともき「なんのプロだよ」

優日「お洒落ハンター?」

真樹「お洒落ハンターはどどめ色のリボンなんか結ばないと思う」

悠「どどめ色好きかと思って」

クロ「好きなわけねぇだろ!」

悠「でも、下着の色は黒かグレーしか持ってなさそう」

クロ「関係ねぇだろ!!」

福太郎「ちなみに正解やで」

優日「さすが変態。外さないね!」

悠「誰が変態か!」

ともき「お前だ」

悠「呼んでますよ。小前田さーん」

ともき「……」

真樹「ハリセンでいい?」

ともき「サンキュー」
スパァン!
悠「どうしてみんなして悠くんを叩くのだろうか!」

優日「叩かないと学ばないでしょ?」

悠「一理ある」

ともき「なら学んだことを生かせよ」

悠「生かしてる生かしてる。」

クロ「どこがだ。」

悠「ほら、気づかないうち三つもリボン結んでやったぜ!」

クロ「こいつは…」

ともき「いくつリボン持ってんだよ」

悠「さっき適当に買ってきた」

優日「イタズラのためなら金も出す精神」

真樹「お洒落のためなら暑さ寒さもいとわない精神だね。」

福太郎「お洒落は我慢ってやつやね。」

クロ「我慢するくらいなら着んな」

悠「じゃあ、脱いでどうぞ」

クロ「あたしは普通に服着てんだろ!」
ギリリッ!
悠「でも、家だと半裸なんでしょ?だいたい分かるよ。」

福太郎「正解」

優日「見てきたかのような的中率がホント変態的だわ」

真樹「福さんはそれ見てなんとも思わないの?」

福太郎「凝視こそせんけどありがたいと思っとるよ。」

悠「いっとくけど福ちゃんはしっかりスケベな側だからな。はい、小鳥遊お勉強問題!甲斐と呼ばれていた都道府県は?」

優日「ネッシー」

真樹「つまりはネス湖!」

福太郎「なん……やと」

クロ「ちげーだろ」

ともき「山梨」
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