ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】6

ーラスタ・ラヴ(7/25/夜)ー

悠「あっちぃー」

ともき「暑いっていううと余計暑くなるぞ」

悠「じゃあ、涼しぃ―!」

真樹「控えめに腹が立つ」

悠「なんでじゃ!」

福太郎「涼しいとは違うけど、台風来とるよな」

悠「ああ、あの抉りこむようなピンポイントに横断する軌道の台風な」

マリア「えげつない軌道。」

悠「地球の厳しさが押し寄せてくる」

マリア「泣いてる場合じゃない」

ともき「は?」

真樹「ワクワクを100倍にして」

福太郎「パーティーの主役になろう」

悠「夢中になれるモノがぁー!」

ともき「勝手にドラゴンボールを探しに行け」

悠「あるなら探すけどね。そして願いをかなえる」

福太郎「どんな?」

悠「暑さをどうにかしてください」

真樹「わりと普通だった」

悠「さすがにこの暑さで野菜が駄目になってきてるからな」

ともき「農家か」

悠「あと真桜がホントに液体になって蒸発しそうだから。」

福太郎「それは問題やな」

悠「本気で冷蔵庫買ってくれって懇願されたし」

真樹「買ったげれば?」

悠「何度も言ってるが入るための冷蔵庫はなぁ。」

マリア「じゃあ、ドラゴンボールのお願いを変えましょう」

ともき「真桜ちゃんが暑さに平気になるように?」

マリア「マリアちゃんの借金を返済してくれるように」

悠「それは自分で返せ」

真樹「どのぐらいかかるんだっけ?返済に」

マリア「ざっと1万5千年ですね。」

悠「ちょっと長生きしないとダメだな」

ともき「ちょっとどころじゃないだろ」

マリア「出来れば100歳ぐらいで穏やかに人生は終えたいんですが」

福太郎「100まではしっかり生きる気なんやね。」

マリア「はい」

悠「激しい喜びはいらない…そのかわり、深い絶望もない…植物の心のような人生を…そんな平穏な生活こそ、わたしの目標だ」

ともき「お前は激しい喜びを欲しがり過ぎてるだろ」

福太郎「その生き方を目指したひと最後は頭を救急車で轢かれて死んで、さらにドエライ地獄に引きずりこまれるんやけど」

悠「キラァーーークィーーーン!!」

ともき「やかましい」

マリア「物体を金とかダイヤモンドに変換するスタンドが私も欲しいですね。いや、悪用はしませんから」

悠「金儲けはするよな」

マリア「あったりめぇーよ!」

福太郎「正直」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!香川県の県庁所在地は?」

真樹「うどん」

マリア「うどん」

福太郎「うどん」

悠「うどん」

ともき「高松……っていうか、それだけじゃないだろ」
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