ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】6

ーラスタ・ラヴ(6/29/夜)ー

悠「ここに一本400円の冷却スプレーが5本ある。それを渡していきます」

ともき「……」
マリア「……」
真樹「……」
金剛「……」
摩耶「……」

悠「いき渡りましたね?では、皆さん構えてください。そしておれがせーのっというので一斉に噴射してください。いきますよ?せーーのっ!」

プシューーーー×5!!
真桜「…………」

悠「はい、ストップ!」

真桜「……」
冷え冷えキンキンッ

ともき「いやいや、勢いでやっちゃったけどこれ大丈夫か?」

駒狸「本来は全くよくありませんけど……一応背面であることと接射ではないですから……ぎ、ギリギリセーフということで。」

マリア「テレビでよく見る芸人が冷凍噴射された後みたいになってますね。」

真樹「僕なら悲鳴あげてのたうってる気がする。」

金剛「声あげるどころかぴくりとも動いてないんだが……」

真桜「……」
ムクッ

摩耶「あ、動いた」

真桜「…………」
バタッ

悠「ダメだったか……。」

ともき「いや、何してんだコレ」

悠「蘇生してんだよ」

ともき「どこがだっ!!」

悠「仕方ないだろ。うだるような暑さで、これこのとおりなんだから…」

摩耶「梅雨の間でこれだと、明けたらどうなるのかな。」

悠「……サイズが縮む?」

ともき「縮むか」

真樹「スポンジのオモチャみたいだね。」

ともき「縮まないから」

金剛「なんにしても大丈夫なのか?」

悠「大丈夫……たぶん、おそらく、きっと」

摩耶「どんどん不安になっていく」

駒狸「病気とかそういうのではないですから。」

マリア「熱中症とかなのでは?」

駒狸「いえ、そこまで酷いものではないんです。ただ、暑くて動く気がないだけといいますか……。」

真樹「だらけてる?」

駒狸「暑さで弱っているんですよ。」

金剛「難儀なもんだな」

悠「死に直面するもんでもないし、こればかりはもう時間が解決するしかない。具体的に言うと冬になるまでの時間」

マリア「凄い具体的ですね」

ともき「だとしても普通はこのままじゃダメなんだけどな。」

悠「小型エアコンを背中に背負わせるか」

真樹「重くないですか?」

ともき「いや、他にももっと問題があるんじゃないかな」

マリア「それもう業務用のアイスとか入れる冷蔵庫でいいんじゃないですか?」

悠「やっぱり辿り着くのはそこか……はい、小鳥遊お勉強問題!1867年、第二回選挙法改正によりどのような人達が選挙権を得たか?」

マリア「貧民と大貧民」

真樹「奴隷」

摩耶「奴隷は二度刺す」

悠「……これはある意味正解か?」

ともき「都市労働者を貧民とか言うな」

金剛「都市労働者か」
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