ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】6

ーラスタ・ラヴ(6/25/夜)ー

悠「ゼロ一攫千金ゲームがいまさらドラマ化されるらしい」

ともき「ああ、CMみたことあるけどゼロって古い感じの原作なのか?」

悠「だいーーぶ前にマガジンで連載されて変なところで終わったのか、まだ続いてるけど一時停止してるのかって所だな。」

福太郎「終わらせてないっていうんちゃうかな、それは……」

悠「ということで零にあやかって一攫千金ゲームならぬ、家賃をかけておれとゲームだ拳二!おれが勝ったら払わない!お前が狩ったら嫌々払ってやる。」

拳二「そんなゲームしねぇから、家賃払え」

悠「このひとでなし!」

ともき「むしろそんなゲームに誰が乗るんだよ…」

優日「どっちにしろ嫌々払うわけだろうしね」

悠「おい、カミソリの刃買ってきてくれ」

真樹「そんなものどうするの?」

悠「金の間に仕込んでおいて触った瞬間手がズタズタになるようにしてやる。」

拳二「やめろボケ!」

優日「陰湿だなぁ。」

悠「注意力があれば回避できる。」

福太郎「手紙にカミソリとかシューズに画びょうとかって昔のいじめみたいやな。」

悠「古き良き時代のいじめだな」

ともき「いじめに古き良き時代があってたまるか」

拳二「俺ぁいじめられたこと何かなかったな」

悠「お前はいじめる側だもんな」

拳二「そんなことするわけねぇだろ!気にいらねぇやつとはタイマンだ!」

福太郎「まず拳二さんにタイマン挑む人がおるもんなんかな?」

悠「違う違う。タイマンと称した暴行だからな。」

拳二「……」

優日「そこは否定無し」

拳二「まぁ、俺ぁが強すぎたのが仕方なかったわな。誰も逆らう奴なんかいなかったし。コイツを除いては」

悠「やかぁしい!」

真樹「こんな問題児をふたりも抱えてた学校がすごいね。」

福太郎「逆に注意を二つにしぼれてたっていうふうに捕えてみたらどうやろ」

ともき「その二つが危険物すぎるんだが」

悠「誰が危険物だ。おれはマイナスイオンとかでてるぞ!」

ともき「でてねぇよ」

拳二「お前、やたらマイナスイオン好きだな」

悠「いや、別に好きでもないんだけどな」

拳二「そもそもマイナスイオンってなんだよ」

悠「大気中に存在する負の電荷を帯びた分子の集合体。主に空気中の過剰電子によりイオン化した大気分子の陰イオンを表す用語である。大気電気学では、健康問題に関する際に負イオンを……」

拳二「うるせぇ黙れ!」

悠「聞いたのはてめぇだろ!はい、小鳥遊お勉強問題!ロシアのアレクサンドル1世の提唱により結ばれた同盟といえば?」

拳二「知らん」

マリア「シンセサイザー」

真樹「新鮮お魚同盟」

福太郎「おいしそうやん。」

ともき「神聖同盟」
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