ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】6

ーラスタ・ラヴ(6/21/夜)ー

悠「ずるるるっ」

優日「何食べてるの?」

悠「冷麺」

優日「ひと口ください。ありがとう」

悠「おかしいな、まだ何も言ってないんだけど」

ともき「礼が飛び越えてきたな」

悠「それにお前のひと口は」

優日「ズルルルルッ、ごくんっ。げほげほっ!」

悠「ほら、ひと口で全部持ってかれた。」

真樹「でも、酢がきつくてせき込んでる。」

優日「ごほっ!おのれ、酢めっ!」

ともき「そりゃそうなるわ。」

悠「ヂューッ」

真樹「なにしてんの?」

悠「全部食われた腹いせに使った箸をねぶってる。」

優日「気ぃ悪いわぁ。」

福太郎「悠は転んでもただでは起きんなぁ」

悠「イエア!」

ともき「褒められちゃないからな。」

真樹「ただの変態」

悠「変態かどうかはおれが決める!」

ともき「意味が分からん」

悠「だよね。おれもだわ。」

ともき「……」
スパァン!
悠「そういえばジョジョの奇妙な冒険第五部がアニメ化決定だぜ!」

真樹「ツッコミが効いちゃいない」

福太郎「ジョジョ愛が痛覚を吹き飛ばしたんかな」

悠「たとえば、五年後の未来何が起こるのか?人類全員がそれを知っている。加速した時の旅で、自分がいつ事故にあい、いつ病気になり、いつ寿命が尽きるのか?すでに体験してここにきた。人といつ出会い……そして別れるのか?戦争がいつ起こり、時代がいつ変わるのか?誰に恋をし、誰を憎むのか?自分はいつこどもを産み、子はどんな成長をするのか?誰が犯罪を犯し、誰が発明や芸術を生むのか?頭脳や肉体ではなく、精神が体験して覚えて知っているのだ!悪い出来事の未来も知ることは「絶望」と思うだろうが、逆だッ!明日「死ぬ」とわかっていても「覚悟」があるから幸福なのだ!「覚悟」は「絶望」を吹き飛ばすからだッ!」

ともき「うるっさい!」

悠「フルバージョンでお送りしました」

優日「でも、最後は酸素の毒で苦しみながらゆっくりと頭を潰されるよ」

福太郎「覚悟あっても、その死に方は辛いなぁ」

悠「確かに毒かつ時間かけてのプッチンはちょっと」

ともき「プッチンいうな」

悠「脳味噌プッチン、プッチ神父なだけに!!」

ともき「……」
真樹「……」
優日「……」

悠「あら、皆さんどうしたんですか?そんないっせいにハリセン構えて」

スパンッ!スパンッ!スパンッ!
スパンッ!ゴカンッ!スパンッ!
スパンッ!スパンッ!ズドンッ!

福太郎「ところどころ鈍い音が入っとる。」

悠「超痛い。はい、小鳥遊お勉強問題!ウィーン会議はなかなか会議が進まなかったことから何という言葉が有名になったか?」

優日「胃袋踊る、されど食は止まらず」

真樹「ドレスで踊る、されどフラメンコは止まらず」

福太郎「隣人はコケる、されど死なず」

ともき「会議は踊る、されど進まず」
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