ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】5

ーラスタ・ラヴ(6/6/夜)ー

悠「唇が切れていてぇ。」

ともき「荒れてるのか」

真樹「リップ塗れば?」

悠「いやぁ、誰かに舐めてもらうのが一番だから」

ともき「バロンでいいんじゃないかな」

悠「女の子限定!」

ともき「やかましいわ」

福太郎「蜂蜜塗ればええとか聞くけどホンマなんかな」

悠「ベッタベタしそうだな。あ、でも女の子が舐めてくれやすくなるかも!!」

ともき「虫か何かじゃないんだからな」

マリア「昆布とか貼り付けとけばぬるぬるで保湿されませんか?」

悠「磯臭いわ!あと、次ナメクジ乗せとけばって言ったら顔面パンチだからな」

マリア「ナメ……ック星人の力で治すのはどうですかね。」

福太郎「軌道修正したな」

ともき「っていうか、ナメクジ自体綺麗なもんではないから治癒はしないだろ」

悠「マゴットセラピーで治るとしても口の周りにウジ虫を這わせたくない」

マリア「なんだか話がスプラッタめいてきましたね。」

福太郎「季節的にはあっとるんかな?」

悠「怖い話なら任せろ。バリバリー」

真樹「やめて」

マリア「でも、夏っていえばホラーはホラーですよね。」

悠「マリアなんかはお熊さんと顔突き合わせてるだけで涼しくなるだろ」

マリア「伝えときますね」

悠「そのときは覚悟しとけお前も道連れにしてやる。」

ともき「醜い争いだなぁ。」

マリア「ちなみにすっぴんの時のお熊さんは見たらヤバいという噂があります。」

福太郎「噂があるってことは死人は出てないってことやな」

真樹「顔見て死ぬって何?メデューサ?」

悠「そんな生易しいものではない」

ともき「メデューサが生易しいって…」

福太郎「んっ、まぁ……対策したら一応一般人でも倒せそうっちゃ倒せそうやし」

真樹「でも可哀想だよね。髪が蛇だったらブラッシングとか出来ないし」

ともき「そうじゃないだろ…」

悠「ちがうちがう、そうじゃない、そうじゃなぁーい」

ともき「……」

悠「なに?歌声に感動しつつおれに見惚れてるの?」

ともき「げほげほっ」

真樹「どしたの?」

ともき「反吐が出た」

マリア「仕方ないですね。」

悠「寄生虫とかでなくて良かったじゃん」

ともき「でてたまるか!」

悠「ぬ~べ~であったよなどでかい寄生虫が口から出る話」

マリア「ナメクジが口から出る話もありますよね。」

悠「……」

ともき「すっげー嫌な顔してる」

悠「気が滅入るわ…。はい、小鳥遊お勉強問題ぃー1806年、ナポレオン軍がプロイセン軍を撃破した戦いといえばぁー?」

マリア「エリナの戦い」

悠「ズギューンからの泥水で口をゆすぐ」

福太郎「家康の戦い」

真樹「あれ、日本かな?」

ともき「イエナの戦い」
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