ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】5

ーラスタ・ラヴ(6/4/夜)ー

悠「ふぁー……ぶるすこぉっ。」

ともき「どんなあくびだ」

摩耶「眠たいの?」

悠「なんか昨日は寝苦しくてなぁ。浅い眠りのまま朝になってたんだ。」

摩耶「眠剤入れたら?」

悠「そもそも持ってない」

摩耶「……」
スッ

悠「睡眠誘導装置(鉄アレイ)をあっちにやってくれ。それ、やると眠れるけどあとでコブができるんだ」

真樹「コブで済むもんじゃないよね」

福太郎「普通やったらね。」

マリア「悠さんは普通じゃないですから」

悠「異常にカッコいいというのなら受け入れる」

マリア「言い直します。人間じゃないですから」

悠「人間じゃない友達がいるとかいいじゃないか」

ともき「人間じゃない友達ってなんだよ」

マリア「つまり……けものフレンズですね。」

悠「……おい、ちょっと来い」

マリア「え?」

悠「いいから、来い。早く」

マリア「え~……なんでぇ……」

ともき「おい、なんでキレてんだよ」

悠「……今財布に4620円しかないけどやるわ。今のけものフレンズはスゲー面白かった。」

マリア「……あっ、ども。」

真樹「なんで褒めてるのにド不機嫌な顔したの」

悠「脳内で反芻してたんだよ。」

摩耶「反芻した結果がお金」

悠「今出せる物といったらこれぐらいしかなかったからな。」

マリア「これ以上とない最高のものですね。」

真樹「ところでさ、さっきから気になってるんだけど」

悠「なんじゃい」

真樹「アレなに?」

悠「どれだ?」

駒狸「……」
パタッパタッ
真桜「……」

悠「ああ、あれは幼女を冷やしてるんだ。夏の風物詩だよ」

真樹「風物詩なの?!」

マリア「真桜ちゃんは溶けやすいですからね。」

福太郎「まったく関係ないんやけど」

悠「なんだい」

福太郎「ゴキブリって夏の季語らしいな」

悠「そうだな。ちなみにクソナメクジの野郎は初夏の季語だ。滅びたらいいのに」

ともき「どっちも知らなかったけど、ホントに関係ない話だったな」

真樹「しかも別に知りたくなかった」

マリア「季語って割に年中見ますけどね。」

福太郎「北のほうにはゴキブリとかおらんらしいけどな。」

悠「極寒の地ならナメクジもいないだろうな。あんな水分の塊、即氷漬けだ」

マリア「……けど、悠さんも寒さに弱いですよね。」

悠「…………はい、小鳥遊お勉強問題!ナポレオンが保護することで西南ドイツ諸国で結ばれた同盟は?」

マリア「センターライン」

福太郎「レッドライン」

真樹「ラインバッカー」

摩耶「オーバーライン」

ともき「わかってていってるよな。」

駒狸「ライン同盟ですね。」
パタパタ
真桜「あ……づい…なの。」
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