ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】5

ーラスタ・ラヴ(6/1/夜)ー

悠「暑くなってくるとちょっとした小粋なホラーを見たくなるよな」

ともき「ちょっとした小粋なホラーってなんだ」

悠「シャークトパス」

ともき「鮫を引っ張りだすな」

悠「な、なんでや!サメ映画はB級の宝庫やろがい」

真樹「いや、小粋なホラーの話だったんじゃないの?」

悠「鮫はホラーであり、アクションであり、ラブロマンスであり、ジョークであり……すべてなんだ!」

福太郎「そしてB級」

悠「はい」

ともき「そこは「はい」でいいのか」

悠「B級だから……いいんだよ。」

真樹「もっと面白い映画見なよ」

悠「バッキャロー!面白いのもあるんだよ!あと、むしろ「なぁにこれぇー!」っていうクソ内容の方が個人的には嬉しいんだよ!」

ともき「B級に憑りつかれてるな」

優日「ちがうよ。悠がB級に憑りついてるんだよ。」

真樹「きゃーー!」

福太郎「よくあるホラーの落ちみたいな絞めやな。」

悠「っか、うるせぇから耳元で叫ぶな。」

真樹「絶望の叫び」

悠「そんな絶望感はなかったんだが」

鈴猫「大丈夫?なんかすごい声聞こえたけど」

悠「ちょっと馬鹿が騒いだんだ」

優日「このバカ野郎!アホ!まぬけ!前髪お化け!携帯不携帯!」

悠「よくよく聞けばおれのこと言ってんじゃねぇか!」

優日「いや、馬鹿が騒いだっていうから」

悠「バカってワードでおれが判定する理由がちょっとわかんない」

ともき「そういう所だろ」

悠「所さんのそこんところ」

ともき「やかましいわ!」

真樹「鈴ねーちゃん、こんばんわー」

鈴猫「こんばんわ。」

真樹「今日もいい感じにお洒落だね。今度いっしょに服買いにいこうよ。優日ちゃんも」

優日「買いに行くのはいいけど私は気合を入れてユニクロが限界だよ?」

ともき「なんの限界だ」

悠「わかる」

ともき「なにが分かったんだ!」

悠「服屋に行くとごっそりと生命力を消費するから気合が大事って話」

真樹「わかんない」

悠「分かれや」

福太郎「好きなもん着たらええんとちゃうかな」

「「「はい、福太郎さん」」」

鈴猫「どういう流れ?!」

ともき「仲いいなコイツらホント…」

悠「さて、話もまとまったところで鈴猫にはマイクロビキニきてエロダンスを踊ってもらおうか」

ともき「そこの孫の手取ってくれ」

真樹「はい」

ともき「ふんっ!」
スコォン!
悠「になんで孫の手があるんだろうか」

福太郎「縦に振りおろされても平然としとるな。」

悠「おれはやせ我慢が得意なんだよ。はい、小鳥遊お勉強問題!1805年、ナポレオン軍がイギリス海軍に敗れた海戦といえば?」

優日「海鮮丼!」

真樹「食べたいの?」

優日「食べたいね。最悪酢飯とわさびと海苔でもいいね。とにかく飯を食いたい!!」

福太郎「働き盛りの青年みたいな発言やな。」

悠「……1805年、ナポレオン軍がイギリス海軍に敗れた海戦といえば!」

鈴猫「え、ええと……」

ともき「いや、聞こえてるよ。トラファルガーの海戦」
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