ｰラスタ･ラヴｰ

美喜「暑い…」

澪「なんだろうな、この天気。暑かったり、寒かったり。」

美喜「こんな日はアレね。澪、氷削って。」

澪「はいはい。っと…いらっしゃいませ。」

紅「うっす。って…かき氷屋になったのか？」

美喜「そんなわけないでしょ。」

千夜「……」

紅「なんだよ。千夜機嫌悪いな」

千夜「……前も言ったよな。俺は飲めねぇって」

紅「千夜はノンアルコール飲めばいいだろ」

千夜「それにしてもなんで、テメェとサシのみしなきゃならねぇ。」

紅「いいじゃん。暇だろ？」

千夜「店もあんのに暇なわけねぇだろ！」

美喜「はいはい。喧嘩なら表にでてやってよ。店の中で暴れるのはやめてよ。めんどうだから。」

千夜「っち…帰るぞ。」

紅「わかったよ。じゃあ一杯、一杯だけつきあってくれ。」

千夜「……はぁ、一杯だけだからな。」

紅「あぁ、美喜頼むよ。」

美喜「はいはい。澪」

澪「それで、こっちかよ…はい、フローズンブルーマルガリータとミネラルウォーター」

フローズンブルーマルガリータ
7度中口ブレンド

テキーラ30ml
ブルーキュラソー15ml
レモンジュース15ml
砂糖1tsp
クラッシュドアイス適量

材料をミキサーでブレンドして、塩でスノースタイルにしたグラスに注ぐ。

紅「すげ、かき氷じゃん。」

澪「正確にはフローズンスタイルっていうんだけどな。」

紅「ま、いいや。千、乾杯」

千夜「誰がするか、っーか、気安く千って呼ぶな…蹴り殺すぞ」

紅「えー…じゃあ俺のこともクレちゃんでいいから。」

千夜「死ね。」

紅「はぁ…千夜はキツいよな。友達なくすぞ？」

千夜「数人いればいい。ぐちゃぐちゃ言われるよりマシだ。」

紅「そうか…その数人に俺は入ってるか？」

千夜「入るわけねぇだろ。」

紅「残念。あ、千夜のパーソナルカラーって何色？」

千夜「パーソ…なんだ？」

紅「好きな色。っか、いつも身につけてる色な感じかな。トークテーマは「好きな色とオシャレ」でいくからな。」

千夜「は？意味不明な………黒に近い緑だな。」

紅「ディープダークグリーンってやつか？」

千夜「呼び方はしらん。けど、明るい色はあんまり好きじゃねぇな。」

紅「紅は？」

千夜「派手すぎんだよ。」
紅「そうか？まぁ、いいや。千夜はいつもそのブリットネック(弾丸の首飾り)つけとるよな。」

千夜「…まぁな。五種類くらいあるから適当にローテしてる」

紅「ふぅん。それ幾らくらいすんだ？」

千夜「だいたい二万超くらいだ。」

紅「他のはつけないのか？シルバーアクセとか。」

千夜「興味無ぇ。」


紅「あ、髪型がオールバックなのは？」

千夜「視界が良好になるし、店のとき楽だからだ。まぁ…ちょっと時間がかかるのが欠点だけどな。」