ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】5

ーラスタ・ラヴ(5/21/夜)ー

悠「小腹がすいた」

ともき「ふうん」

真樹「チョコレートクッキーならあるよ」

悠「いらん」

真樹「あ、チョコチップクッキーがいい?」

悠「いーらーん」

真樹「トリュフチョコとかも」

悠「おれはチョコが食えねぇんだよ!」

真樹「えー、初耳」

悠「おれに何かを献上するなら事前にサーチしとけよ」

真樹「ちょっとなにいってるのかわかんない」

悠「なんでやねん!」

ともき「そりゃそうだろ。」

マリア「そもそも悠さんなら何渡されてもとりあえずポッケに入れそうですし。」

悠「まぁ、病気とゴミ以外はとりあえずもらっとけスタイルではある。」

マリア「私はゴミももらいますよ」

ともき「それはやめろ。」

福太郎「せやけど、ひとに送るもんて結構悩むよな。毎回同じもんてわけにもいかんし、かというて高いもんわたすんもあれやし」

真樹「誰でも絶対に喜ぶ贈り物はありますよ。」

福太郎「なに?」

真樹「お金」

マリア「超納得」

ともき「納得すんな」

悠「確かに欲しがらない人間はいないだろうけども、贈り物ではないだろ」

真樹「ああ、適当に饅頭とかの下に忍ばせて」

ともき「ワイロか!」

福太郎「まさに金色のお菓子やね。」

マリア「私も欲しいですね。」

悠「お前にワイロを渡して何が良くなるんだ。」

マリア「愛想」

ともき「普段からよくしろ」

マリア「してますよ。そりゃもう振りまきまくりですって。」

真樹「僕も笑顔で接するようにしてるよ」

悠「なんでもいいけど腹減ったんだよな。」

ともき「聞いたけど、俺は何も持ってないぞ」

福太郎「俺もフリスクぐらいしか」

マリア「どんぐりなら」

悠「なんでどんぐり持ってんだよ」

マリア「拾ったんですぅー!」

悠「なんで半ギレしてんだよ!」

真樹「どんぐり齧ったら?」

悠「おれはハムスターか!」

ともき「……もしかして食うために拾ったのか?」

マリア「半分は」

ともき「じゃあ、もう半分は何だ」

マリア「悠さんに渡したら喜ぶかなって」

悠「おれを何歳児と思ってる!」

マリア「小三~ですかね。性欲は中年の好々爺って感じですが。」

悠「どんぐりくれ。お前の眉間にぶちこんでやる。」

マリア「そういうこと言うとトトロにぶっ飛ばされますよ。」

悠「アイツらトロルらしいから実際やりかねないんだよな。」

福太郎「あの腕と爪で頭しばかれたら捥げるやろな。」

悠「熊より怖い。はい、小鳥遊お勉強問題!ジャコバン派で権力を握り独裁的な恐怖政治を行った指導者は?」

福太郎「名乗らせていただこうポルナレフ」

マリア「ジャンピエールポルナレフ!」

悠「針串刺しの刑だぁァ!」

真樹「うるさっ…!?」

ともき「ロベスピエール」
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