ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】5

ーラスタ・ラヴ(5/12/夜)ー

悠「宝くじの抽選発表したな」

氷室「ああ、今日でしたか。」

マリア「おいくら万円当たってました?」

悠「ふふっ」

ともき「あたったのか?」

悠「三百円あたったよー」

マリア「ください」

鈴猫「それっていくつかって?」

悠「2000円分。つまり10枚だな。」

マリア「ください。」

ともき「たしか、下一桁の数字が一致で300円だよな。」

崇「つまり10枚買えば最低1枚はあたって、その保証された一枚だけだったと」

悠「そうだっ!」

マリア「ください。」

鈴猫「ま、まぁ、あたらないよりはね?」

悠「なぐさめはいらん!」

マリア「ください。」

悠「しつけぇな!」

ともき「その300円はねだってやるなよ…」

マリア「私は一円がどぶの中に落ちてても拾い上げますから!」

崇「例えとして間違ってないか?」

氷室「それだけお金を大事にしているってことですよ。」

ともき「いや……マリアは違うと思ういます。」

悠「がめつく守銭奴なだけだろ」

マリア「はい!ありがとうございます!」

鈴猫「今の褒められてた?!」

悠「半々かな」

ともき「どこがだ。」

氷室「崇は買いましたか?」

崇「いいや、宝くじを売っている場所すら知らん。」

悠「そこらかしこにあるだろ」

崇「そうなのか?」

鈴猫「目に入ってないね。」

悠「これだから王族は…」

マリア「大貧民ならここに!」

ともき「なんのアピールしてんだ」

悠「アピるんだったら、崇にしとけ、募金ぐらいしてくれるかもしれんぞ」

崇「……」

悠「ガン無視だよ」

氷室「夢前さんはS・ウルフというわけでもないですから、募金を集うにも理由が難しいでしょう」

崇「それもあるが俺らが金を集めても受け取らないだろう。」

マリア「え?」

悠「おい、崇。こいつは世界がめついランキングの上位者だぞ。どんな金でも拾うに決まってるだろ。」

マリア「失敬な!ちゃんとマネーロンダリングはします!」

ともき「そうじゃないだろ。」

マリア「大丈夫ですよ。鈴猫さんに手を合わせていれば、借金なんてすぐに返せます。」

鈴猫「私にそんな力ないよ!?」

マリア「ふふっ」

悠「ついでに白巳にも拝んどくといい。」

ともき「確かに何かしらのご利益はありそうだけど、お前の結果を見るとなぁ。」

崇「日頃の行いの悪さでマイナスしているから、利益分が消えてるんだろ」

悠「失敬な!はい、小鳥遊お勉強問題!ヴァレンヌ逃亡事件で一緒に国外逃亡しようとしたルイ16世の妻といえば?」

マリア「マリア・アントワネット。お金がないなら、霞を食べればいいじゃない!」

鈴猫「悲しい…」

ともき「霞食えてたらもう仙人の域だろ」

氷室「マリー=アントワネットですね」

崇「聞いたことはある」

悠「でも、「パンがなければ~」を実際にいったのはマリーじゃないらしいな。」
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