ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】5

ーラスタ・ラヴ(5/7/夜)ー

悠「……は?なんでだよ。」

福太郎「……電話中?」

ともき「みたいですね。」

優日「私の見間違いじゃなかったら、あのスマホはともき君のじゃなかったかな?」

ともき「俺のだな」

優日「イッツ、ケータイフケータイ」

福太郎「どっからかかってん?」

ともき「悠の自宅から真桜ちゃんだった。それで悠に変わってくれと」

金剛「悠が携帯持ってなかったら、ともきに繋がって、近くに悠がいるシステムが出来上がってるな。」

ともき「困るわぁ。」

摩耶「悠くんがちゃんと携帯を持つようにするには……脳に埋め込むしかないね。」

優日「でも、それ未来的だね。」

ともき「いや、未来的だったとしても直接埋め込むまえにもって手軽な方法あるだろ…」

悠「ったく……困ったもんだ。はい、thank you」

ともき「サンキューじゃない。俺はお前の電話番じゃないぞ」

悠「うん」

ともき「うんじゃねぇ!!」

優日「やっぱり脳に埋め込むしかないね。」

悠「トレパネーション手術の話か?」

ともき「ちげぇわ」

金剛「なんだそれ」

福太郎「穿頭または穿頭術。」

摩耶「頭蓋骨に穴をあけると第六感に覚醒したりするってやつだよ。」

金剛「頭に穴あけて覚醒するなら脳溢血患者はみんな覚醒してるだろ。」

悠「骨を開くんじゃなくて穴をあけるの違いじゃないか?知らんけど」

優日「頭に穴あけるよりお腹いっぱい食べたいです!」

ともき「それもうぜんぜん違うだろ」

悠「水でも飲み続けるか?」

優日「……」

悠「無視はやめろよ」

摩耶「水責め拷問」

福太郎「最終的に胃が破裂するんよな」

ともき「うわぁ…」

優日「破裂は困るけどある程度広がるのは構わん!」

ともき「それ以上に食うようになってどうする」

優日「……石ちゃんみたいになる?」

ともき「石ちゃん?」

優日「まいうー!」

ともき「石塚英彦か!?」

悠「裸にオーバーオールきてくれたらおれが喜ぶ」

優日「100メートル離れてるならいいよ」

悠「ううん……見えるかなぁ」

ともき「見えてたまるか」

金剛「っていうか、そこはせめて……ほら、あの……なんだ、名前が出てこない。大食いの女」

悠「もえあず?」

摩耶「ギャル曽根?」

金剛「ああ、それ……どっちだ?」

悠「それはこっちが聞いてるんだよなぁ。」

金剛「茶髪のロングでメガネ」

優日「ギャル曽根の方だね。」

金剛「それを目指したらいいんじゃないか?」

優日「んー……石ちゃんみたいな愛嬌が欲しいかな。」

悠「おれも嫌いじゃない。むしろ好きだな。はい、小鳥遊お勉強問題!1789年7月14日、全国的な反乱になるきっかけでもある、民衆たちが襲撃した牢獄といえば?」

優日「水族館」

悠「石の海から自由になる……ストーンフリー!」

摩耶「プリズンブレイク」

金剛「脱走しちまってる。」

ともき「バスティーユ牢獄」
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