ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】5

ーラスタ・ラヴ(5/3/夜)ー

悠「はーー、今日も一日暑かった!」

久秀「暑くはないでしょ。」

ともき「すっげぇ風吹いてたもんな」

悠「パンチラを求めて走り回ってたんだよ!」

ともき「アホだろ」

悠「わりとね。」

福太郎「求めたもんは手に入った?」

悠「ふふっ。ゼロだ!」

マリア「まぁ、パンチラは無理でもパンチならすぐにもらえるんじゃないですか?」

悠「いらないです」

寅「……」
グッグッ

マリア「寅さんがアップを始めました」

悠「いらねぇってんだろ!!」

寅「うるせぇ!」
ゴッ!
悠「ぐぁな!」

ともき「もらったのはパンチじゃ無くて蹴りだったな」

福太郎「あんなによう足上がるなぁ。俺やったら足攣ってぶっ倒れとるわ」

悠「おれの心配してもらっていいですかねぇ?」

久秀「駄目じゃない。蹴りじゃなくて拳をぶつけなきゃ。」

寅「……」
グッ

悠「握った拳を今すぐ解き放て!!」

マリア「そして欲望を開放するのです!」

寅「死ねぇ!」
ドガッ!
悠「ぎっゃ!」

福太郎「二度目の蹴り」

ともき「拳も解かれたけど、欲望を解き放った結果は蹴りだったらしい」

悠「おれは泣いていいと思う」

マリア「泣け、叫べ、そして死ね?」

悠「血と汗と涙を流せ!」

ともき「なんで対抗した」

久秀「つまり……血まみれになって死にたいのね。」

悠「なんでそうなるんだ!いえ!説明してみろ!」

久秀「……」

悠「あらやだガン無視ですわ!」

寅「アホだろ」

悠「わりとね」

寅「……」
ズガッ!
ガッ!
悠「これは受けられないっ!」

福太郎「ものスゴイ功防」

マリア「加熱した欲望は、遂に危険な領域へと……」

悠「やめいっ!」

久秀「どうでもいいけど埃が立つから外でやってくれる」

悠「やだよ!」

寅「ああ、却下だ。」

悠「え?」

寅「外に出すと逃げる。出入り口のひとつしかないここで潰す」

福太郎「停戦やなく、追い込みやったぽいね。」

悠「綾小路かよ…」

寅「……誰だよ」

ともき「もしかして袋小路か?」

悠「そう、フクロモモンガだ」

寅「死ね」
ドガァッ!
ガィン!
悠「バリア!」

久秀「……はぁ」
カチッ!

BONN!
寅「チッ」
バッ!

BONN!
悠「あっちぃっ!」

久秀「うるさいのよ。」

寅「やんのかこら!」

マリア「キラークィーンかな?」

久秀「やろうと思えばリトルフラワー(一握りの火薬)もどきもできるわよ」

マリア「では、悠さん」

悠「やられてたまるか!はい、小鳥遊お勉強問題!第一身分~第三身分までが集まって招集された会議といえば?」

久秀「茶会。」

悠「火薬を茶器にいれてはいけません」

久秀「火薬壺を使うわよ」

福太郎「うっぷんばらしの壺かな?」

悠「ガイバラ先生は壺をぶん投げるだけで掛け軸裏の深層まで潜れるからヤバいんだよなぁ。」

マリア「底抜けで降りてるだけじゃないですかねぇ」

ともき「……三部会」
61/100ページ
スキ