ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4

ーラスタ・ラヴー

稲葉「翼君と友好を深めるために…」

悠「今日は皆でゲームをやろうと思う。」

「「「……」」」

翼「嬉しいけど今さらだな。」

悠「たまにはほのぼのとな。あと暇潰しも兼ねてる。」

亮「んで何するんだ?」

悠「人数が少なかったら脱衣麻雀のつもりだったんだが…トランプで大富豪にしよう」

ともき「いきなりほのぼの抱懐しかけたな。」

稲葉「はい、今から渡す紙に罰ゲームの内容を記入してこの箱にいれてね」

優日「罰ゲームあるんだね」

悠「何枚書いてもいいぞ。ルールは革命返し有りでジョーカー四枚入りの変則。トップ上がりを二回とる毎に王様の権利を得て命令内容のカードをひくことができる。」

稲葉「他の人はその時に番号クジを引いてね。」

紅「なる。王様ゲームみたいなもんだな。」

翼「てことは自分に降りかかる可能性も考慮した方がいいかな。」

千草「そうね。でもそんな負け思考じゃ…面白くないわよね。」

悠「稲葉、なんて書いた?」

稲葉「「ハバネロをかじって口の中でシェイク」よ。悠は?」

悠「「焼き肉のタレ(グラス小)いっきのみ」だな。」

翼「考慮した方がいいな。身がもたん」

ともき「そうだな。ほのぼのは抱懐したし。」

稲葉「お二人は参加する?」

美喜「私は見てるわ。」

澪「俺も様子見だな。最悪手当て係がいるだろうし」

悠「メンツは俺、ともき、翼、亮、紅、優日、千草、稲葉だな。よし、じゃあ俺のターンドロー!」

ともき「ゲームが違う!」
~~

悠「最初の王様は優日か。ほい、罰ゲーム箱」

優日「イエーイ。これ引き直しは?」

稲葉「無しよ。」

優日「えと…じゃあ5番が「エプロンを着てはにかみながらおかえりなさいアナタという。」」

悠「うわ、自分に降りかかった。」

翼「書いたのお前かよ。愚かな…」

悠「ともきがやったら面白いと思ったのに…」

ともき「人を呪わば穴二つだ。」

悠「ちぇ……おかえりなさい。アナタ♪」

紅「~~~」

千草「あは、あははは!」

翼「……」

優日「どうかした?」

翼「いや、ごく最近アレをナチュラルに言われた記憶があってな…罰ゲームな気がしなくて」

ともき「ドンマイ」

悠「次いくぞ!次!」

~~

稲葉「あら、私が王様ね。」

ともき「阻止できなかったか」

翼「ここ最近で一番ドキドキするぜ…」

稲葉「王が命じるわ。三番は…」

千草「私ね。」

稲葉「「好きな人に告白するか、右隣の人にパーンする。」」

千草「はい」

パーン!?

悠「痛ぇえ!?なんでぇ?!亮にコクればまるくおわったよね?!なんでパーンした?!」

千草「王様の命令だから仕方ないじゃない。右隣の人にパーンするって。」

悠「これじゃ、俺が罰だろ!」

翼「うわぁ…すげぇ悠の頬に手形できてる」

優日「いいスナップだね」

紅「このゲーム…楽しいけどかなりハードだな。」

ともき「ほのぼのは何処に消えたんだか…」

~~

ともき「俺だな。えーと、2と5番が「限界ギリギリまでポッキーゲーム。」」

翼「ちょ…俺二番だし…五番は?」

悠「……はい」

稲葉「はい、どうぞ」

翼「ちょっと待て、なんだこの指より太いポッキーは」

悠「これポッキーじゃないだろ」

千草「今日学校の実習で作ったやつ。ちなみに味は薄塩」

紅「二人ともガンバ。」

悠「っ…しゃあないか。あむ。ぽりぽり…」

翼「う~…あむ。ぽりぽり…」

「「ぽりぽり…ぽりぽり…ぽり…」」

悠「ほいもーひひだろ(おい、もういいだろ。)」

翼「ゆひさひひょつひょりひゃぞ…(指先ひとつのきょりだぞ!)」

稲葉「パシャパシャ。いいわよ。」

「「撮るんじゃねぇ!」」
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