ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】5

ーラスタ・ラヴ(4/10/夜)ー

悠「小腹がすいて歩いてると、「腹が……減った」って一時停止しちゃうことあるよな。」

ともき「孤独のグルメか!」

マリア「ティン、ティン、ティィン!」

悠「チンチン?何言ってんだ見たいのか」

ともき「……」
ドゴッ!
悠「久々に瓶で殴られたわ。」

マリア「粗末なものは(見たく)ないです」

悠「ご立派様ジャイ!」

ともき「……」
ゴォン!
悠「斜め四十五度で殴られたわ。」

マリア「壊れた機械が治りますね。」

ともき「壊れてる頭は治らないけどな。」

悠「そもそも機械を叩いて直すって発想が間違ってる。精密機械に衝撃与えてどうするんだ。」

マリア「そういうマジレス、(いら)ないです。」

悠「ちょっと言葉を省くのやめろ。殴りたくなる程度にイラッとする。」

ともき「相当イラッとしてるだろソレ。」

悠「マジ卍とか聞くとガチのボディスラムかましてやろうかと思う程度にイラッとする。」

ともき「やめろ」

摩耶「最近ってボディスラムかが流行ってるね」

金剛「流行ってるか?」

摩耶「つい最近も悠くんが叩きつけられてるの見たよ」

悠「超痛かった」

金剛「やられる側かよ」

マリア「似あってますよ」

悠「へへっ、よせやい!」

ともき「なんではにかんでんだ」

摩耶「それでお腹すいてたんじゃないの?」

悠「そうだ!それでコンビニが目についたから色々と色々と買ってきちゃったんだ」

ともき「なんで今「色々と」って二回いった」

悠「まず、おにぎりだろ。おにぎりに。おにぎり、それとおにぎりと、おこわとおにぎりにおにぎり、そしてなんとおにぎりだ!」

ともき「ひとまとめで沢山のおにぎりとおこわでいいだろ!」

金剛「おこわ?!」

悠「自然と混ぜた一つのおこわを聞きのがしてなかった。……やりおるわ!」

マリア「……」
スッ

悠「その伸びた両手は何だ」

マリア「おにぎりください」

悠「一個100円のおにぎりを50円で売ってやる。」

ともき「タダでやれよ。」

悠「やってもいいけど、おれがまず二つ食ってからだ。」

金剛「これだけたくさんあってなんで二つ?」

悠「このガパオライスのおにぎりと手巻おにぎり醤油漬け卵黄っていうのが今大人気らしくてな、どうしてもこの二つだけはおれが食いたいんだ。」

マリア「私は食べられるなら具なしでもいいです。最悪海苔なしでも」

摩耶「米だね」

金剛「塩にぎりってのもあるけどな最近は」

悠「むぐむぐ、むぐむぐ」

ともき「そして食ってるし…」

悠「んー、ガパオはエスニック感があるし黄身の方は結構濃厚だな。じゃあ、ここで小鳥遊お勉強問題!ボストン茶会事件は何という法律の制定に対してか?」

マリア「もぐもぐもぐもぐもぐもぐ」

金剛「おにぎりを両手にもってかじりついてやがる。」

摩耶「裸の大将かな?」

悠「お、おにぎりが好きなんだなぁ。」

ともき「茶法」
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