ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4

ーラスタ・ラヴー

紅「うーす。」

悠「うーす。」

紅「元気?」

悠「元気」

紅「暇?」

悠「暇」

ともき「単語で会話を繋げるな。」

翼「ある意味おうむ返しだな。」

紅「あはは。なぁ、悠。暇なら服買いにいかね?」

悠「あー?ふくぅ?んなの友達と行けよ。」

紅「悠はダチとは違うのか?」

悠「友達以上恋人未満かなキャ//」

美喜「殴りたいわ。」

澪「とりあえずメリケンサック終いましょう。(っか、どっから出したんだ…)」

紅「なぁ、いこーぜー」

悠「めんどーぃ、おれ服とか買うの適当だもん。」

紅「いや、普通の服じゃなくて戦闘服」

悠「バリアジャケットでも探すのか?」

紅「なにそれ?」

悠「気にするな。んで、戦闘服って普段、ブレザー無しの制服だろ。カッターとズボンで」

紅「そうなんだけど。最近は制服でウロウロしてたらマジィじゃん。返り血で汚れるとカッターは染み落ちないし。」

悠「はぁ、まぁわかるけど。」

ともき「殺伐とした会話だな。」

翼「それ以前に、返り血で汚れるってのは、二人には自然な事なのか?」

澪「まぁ…聞かなかった事にしとけ。」

悠「どんなのが欲しいんだよ。」

紅「動きやすいのかな」

美喜「ジャージがいいわよ。」

悠「でた、ジャージデビル…」

美喜「なによ。楽だし動きやすい。どこに問題があるのよ。」

悠「ちょっと、露出が足りないな。」

美喜「裸族は黙りなさいよ」

悠「「裸族」じゃねぇよ!俺は「半裸族」だ!」

ともき「違いがわからん。」

悠「半裸族は上半身を解放オープンだ。裸族は全裸主義、まおみたいに下着もOFFでうろつくタイプな。」

翼「いま、サラっと凄いこといわなかったか?」

ともき「秋宵月の裸族主義は悠の界隈では有名な話だぞ。」

翼「え、えぇ~…」

紅「悠みたいに、軍パンにシャツがベストだよな。」

悠「いやいや、それ俺の普段着。」

紅「普段から臨戦体勢か…さすがだな。」

悠「ちげぇよ!俺の戦闘服は中身だ。」

澪「半裸かよ…」

悠「しかたないなぁ。見せてやるよ。」

ともき「脱ぐな。脱ぐな。」

悠「勘違いするな。見せたいのは肌じゃなくこのインナーだ。俺の戦闘服」

紅「こんなの着てたのか?」

悠「いつも着てる。まぁ、最終的にはシャツと一緒に脱ぐからあんまり意味ないけど、対摩擦と通気伸縮性に優れた軽くて薄い逸品お値段一枚8900円。」

紅「買う。どこで売ってる」

ともき「早っ」

悠「取り寄せになる。空さんが作ってるからな。ちなみに金剛が着てるのは12万くらいで対刃性があるとかなんとか……柏のボケが湯水の如く金かけるからな。」

紅「12万…12万か…」

翼「…悩むんだ」

紅「これ、衝撃吸収は?」

悠「布よりはかなりマシ。」

紅「三枚頼むわ。」

悠「了解。二人は?」

ともき「俺はいいや。」

翼「……一枚」

ともき「買うんだ。」

悠「はいよ~。」
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