ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】5

ーラスタ・ラヴ(3/27/夜)ー

悠「ハンバーガーって……」

マリア「おごり?!おごりっすか先輩!ひゅー!あざーっす!パイセーン!」

悠「……」

摩耶「お気持ちは?」

悠「湯がフッフッと湧き上がるように怒りがこみあげてきてる」

駒狸「はい、ゆっくり深呼吸しましょうね。」

悠「すーー、はーー……」

マリア「なぁにがいけなかったんでしょうねぇ」

ともき「全体的なテンションとしゃべりだろうな」

悠「そもそもおれはお前の先輩ではないだよ」

マリア「美少女に先輩って言われたら嬉しいんでしょ?男ってそういうの大好きなんでしょ?」

悠「お前なぁ……そりゃ、そうだ!」

ともき「否定しないのかよ」

福太郎「俺も嫌いやないで」

ともき「アッハイ」

摩耶「それでハンバーガーがどうかしたの?」


悠「ああ、ケチャップスライスって知ってるか?」

摩耶「チュッパチャップス?」

悠「ケチャップスライス」

ともき「パンにケチャップを塗りつけるのか?」

悠「発想はそんな感じでケチャップを1枚のシートにしたケチャップスライスってのがあるらしいんだ」

福太郎「シートって……あの、スライスチーズみたいな?」

悠「そうそう、それのケチャップ版」

摩耶「チョコレートスライスとかは聞いたことあるけど、ケチャップもあるんだね。でも、なににつかうの?」

悠「ハンバーグやチキンナゲット、フライドポテトとかには欠かせないがハネやすいのが難点。」

駒狸「ああ、ありますね。押し出した時に勢いがついてしまい、うっかり白い服にケチャップが……的な。」

マリア「ケチャップや醤油の染みは食器用洗剤をつけて歯ブラシで軽くこすってお湯で洗うと落ちますよ。」

駒狸「わぁ、さすが家政婦さんですね。」

マリア「ふひひ」

福太郎「うちはたまにお仙が飲んで困ることがあるわ」

ともき「飲む?!」

摩耶「マヨチュッチュッならぬケチャチュッチュッ」

悠「福ちゃんところの特殊事情は置いといて、この悩みを解決する食品がクラウドファンディングサイト「Kickstarter」に登場した、出資者募集から1ヶ月かからずに目標金額を達成した。その食品とは「lice of Sauce」。」

ともき「文字通りケチャップがスライスになってると」

悠「そうだ。」

駒狸「あると便利そうですね。」

悠「おれとしてはケチャップとかはべっとりと塗りつけるのが好きだけど、スライスも使い道は多いだろうな。はい、それじゃ、小鳥遊お勉強問題!大工場を経営することで社会的な地位が向上していった人達を何と言ったか?」

マリア「資本主義の犬」

ともき「こらこら」

摩耶「共産党かな?」

福太郎「資本家やね」
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