ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】5

ーラスタ・ラヴ(3/26/夜)ー

悠「合い席居酒屋って今はやってんだよな」

ともき「合い席居酒屋?」

福太郎「んー、名前ぐらいは聞いたことあるけどアレってどんな感じなん?」

マリア「町コンの居酒屋版では?」

ともき「それって要するに合コンじゃないのか」

マリア「あれ?言われてみれば……あれ?」

神姫「合い席居酒屋ってアレでしょ、時間制で席について、そこに女性をマッチングしていく居酒屋でしょ」

「「「……ん?」」」

神姫「首かしげられたんだけど違うの?」

悠「いや、あってる。でも、多分アレだ。ともき達はどういうのを想像した?」

ともき「どういうのって……店の中がカウンター形式になってて店に入ってきたお客を男女ごとに案内してお酒を楽しむ」

マリア「え?女の人を指名していっしょにお酒とかを楽しむんじゃないんですか?」

福太郎「んっ、俺は普通に自由に好きなところに座って男女の盛り上がる感じやと思っとたんやけど」

悠「あー、やっぱり。」

ともき「違うのか」

悠「全部少しずつは正解してるけど完全ではない感じだな。まず男はだいたい時間制で数千円、女は時間無制限で無料だ」

ともき「は?」

マリア「なん……だと……?」

悠「それで、例えばおれとともきと福ちゃんでいきました。お金を払いました、座敷に案内されて、そこに女も来る。これはキャストとかじゃなくて店に客としてやってき子が案内されてくるんだが、それであとは飲み食いして話して終わり。」

神姫「完全に初対面の相手と飲み食いとか私はできないわね。正規の料金を払ってひとり飲みの方がまだいいわ。」

福太郎「というか、女の人はタダなん?」

悠「ああ、全部男持ちだ。」

マリア「それで飲み食いし放題とか最高じゃないですか!渡し、今日から行きます!」

ともき「おい、未成年」

神姫「やめときなさいよ。軽い気持ちでいって危ない目に遭うことだってあるかもしれないのよ。」

マリア「じゃあ、お熊さんといきます」

悠「やめろよ!純粋に出会いの気持ちでいってる男が危ない目に遭うだろ!!」

福太郎「出会いも大変やなぁ」

ともき「実際どんな人がいるかわからないもんだしな」

悠「リアルガチャみたいなもんだろ。」

福太郎「SRレア排出されるんやろか」

マリア「源氏のこてを盗めるぐらいの確立で」

悠「絶対取れやしねぇじゃねぇかよぉぉ。はい、小鳥遊お勉強問題!人間が作っていた物が機械に代わったことを工場制手工業に対して何というか?」

マリア「スカイネット」

福太郎「ダダッダッダダ」

ともき「ターミネーターか」

神姫「工場制機械工業でしょ」
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