ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4

ーラスタ・ラヴー

悠「はい、それじゃあ。改めて、勇城翼の迎え式をはじめる。みんな、乾杯。そして、ようこそ、翼。」

「「「乾杯!」」」

翼「あ、うん…はは、なんか照れるなあ。」

紅「これからヨロシクな。腕に自信あるならいっかい闘路に来いよ。歓迎するぞ」

千夜「……今度店に来たら、ラーメンサービスしてやるよ。」

翼「ありがと、紅、千夜。」

悠「つ~ば~さ。」

翼「お、悠。今日は…うおっ!?」

悠「うんうん。今日から改めてよろしく。うれしいぞ。」

翼「はは…俺も嬉しいけどいきなりハグは……まぁ今日はいいか。」

ともき「悠、抱きついてたら翼がなにもできないだろ。」

悠「お、すまんすまん。料理も酒も好きなだけやってくれ。メインは翼なんだからな」

本郷「ふっ…」

翼「えと?」

ともき「「今夜は崇さんのおごりで貸しきりだからご自由に」ってさ。」

翼「あ、ありがとうございます」

本郷「ふっ…」

六花「「礼なら崇さんと小鳥遊にいえ」ってさー。」

翼「二人はなんで翻訳できるんだ?」

ともき「なんでだろうな。」

六花「うーん……ノリ?」

翼「ノリって…」

悠「俺も色々と難題や謎を解いてきたが…アレだけは解けん。」

翼「そのレベルの謎なのか…」

稲葉「世界は謎で満ちているのよ。例えば悠が死なないのも謎だし、人間なのかも謎だわ。」

悠「人を正体不明みたくいうな。」

優日「ぬえ~ん。ならぬ、ゆう~ん。だね。」

鈴猫「ごめん、意味わかんない。」

悠「鵺の事をいいたんだろ。まぁ、そんな事より……そろそろ俺もボケに回っていいかな。」

ともき「今日一日くらいはツッコミ側にいろ」

悠「ふぁい」

梓「普段からボケに全力だからな。」

悠「俺とボケは運命の黒い糸で絡み付いているんだ。」

翼「チャーシューかなんかか…って、ボケてるし。」

悠「体質だ。許せ。それに明日からはもう、遠慮なくいくからな。」

翼「遠慮なくって…」

ともき「俺の仕事も楽になるといいけど……頑張ってくれよ。ネタが無くなりだしたら「ふとんがふっとんだ」的な超低レベルのボケすらやりだすからな。かなり酷いぞ」

翼「なんだろう。胃が痛くなりそうな気がしてきた。」

稲葉「すぐに病み付きになるわよ。職業病って意味でね。」

翼「病み付きの意味が違う!」

ともき「ボケ側の人間が多いからなぁ。悠ばかりに注意は払えないんだ。」

翼「稲葉は明らかにわざとのボケ側だよな。」

ともき「稲葉だけじゃなく、悠もどっちでもやれるんだよ。けど、やらないから…厄介なんだよ」

悠「いいじゃないの。俺はエンタティナーなんだから。」

崇「道化の間違いだろ。」

悠「ぐっ…」

翼「おー、完璧なツッコミだった。」

ともき「王と道化か…」

崇「ふふ」

悠「ぐぬぬ…」
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