ｰラスタ･ラヴ(2/7/夜)ｰ

悠「寒いよー。女の子の身体で温まりたいよぉ。」

ともき「なぁ」

悠「はい」

ともき「うるさい」

悠「そんなー」

緋斗「でも、悠やんは妄想やなくてそれががちでできるやん?」

悠「誰だ!」

緋斗「俺やん!!」

悠「あーあー、オレヤンデトリバー」

緋斗「ゆりやんレトリィバァみたいな言い方やめてや」

悠「で、なんだよ」

緋斗「え?」

悠「おれに何か言いたいことがあるならハッキリ言え!」
メキッ

緋斗「目の前でガッチガチに握りこぶし突き付けられて何か言えって無茶やない?」

悠「そんなことねぇよ。寅だったらすでに「死ね」っていってぶん殴ってきてる」

ともき「それは会話じゃねぇから」

悠「だよな。おれも、ホントやめて欲しい。ちなみに似たような会話手段を雲水とかもとってくるんだ。」

ともき「だから、会話じゃねぇから」

緋斗「ええかな?ちゃんと聞いてくれる?」

悠「今日はすこし暖かくて気分がいいからちゃんと聞いてやるよ」

ともき「かなり上から目線でとんでもない態度だな」

緋斗「あんなぁ、俺なぁ」

悠「ぶん殴るぞテメェ」

緋斗「なんで?!」

悠「「あんなぁ」って言い方許されるのは可愛い関西弁の女の子だけだからな!法律違反だぞ!」

ともき「そんな法律ない!」

悠「はい、じゃあ続けて」

緋斗「えっと……彼女が欲しいです」

悠「お前は、ホントそればっかりだな。恥ずかしくないのか!!」

ともき「お前は一番最初になにを口走ってたか思い出してみろ」

悠「おっぱいに包まれて眠りたい!」

ともき「そんなこと言ってなかっただろ!」

悠「はい」

ともき「「はい」じゃないがな。」

悠「まぁ、冗談はおいといて、お前ってそこまで見た目は悪くないだろ。チャラくて殴りたくはなるが」

緋斗「褒めてくれたと思ったら殴りたくなる言われた…」

悠「だから、そのチャラさを利用して頭の軽そうなヤンキー女でも捕まえたらいいんじゃないかな。深夜過ぎたあたりから池袋でウロウロしてたら三、四人くらいは捕まえられるだろ」

ともき「言い方!」

緋斗「無理無理!夜中に池袋歩くんもやけどヤンキーとかめっちゃこわい!」

悠「駄目だ殴ろう」

ともき「やめろって…」

悠「何が駄目なんだ。ヤンキー女イイだろ頭キンキンだけど下着も負けずにドスケベなの着けてるぞ紫のヒョウ柄とか」

ともき「何言ってんだ」

緋斗「ごくっ」

ともき「お前も生唾飲んでんじゃねぇよ」

緋斗「っていうか、悠やんはヤンキー好きなん?」

悠「いや、別に、ほらヤンキーってタバコ吸うじゃん?おれタバコ嫌いだし、それを差し引いても抱きたいって思うほどの美人なヤンキー女ってよっぽどじゃないといないし。でも、高確率でエロい下着着けてるところは評価できる。」

ともき「これからコイツにこういう話振るのやめとけ、頭から最後まで聞いてもなんのためにもならない」

緋斗「うぅん……」

悠「まぁ、おれは縞パンが一番だけどな!!はい、小鳥遊お勉強問題!1494年にスペインとポルトガル間で世界の勢力範囲を決めた条約は?」

緋斗「まったくわかりません!」

ともき「トルデシリャス条約だよ…」