ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】4

ーラスタ・ラヴ(1/29/夜)ー

悠「寒さが来週まで続くという噂を聞いて絶望だよ!」

寅「……てめーいつも絶望してるだろ」

悠「まぁな!」

マリア「希望はないんですか?」

悠「いっぱいある。太ももとか」

吉音「ん?」

悠「うなじとか」

想「はい?」

悠「おっぱいとか!」

鈴猫「ええと…」

ともき「絶望に飲み込まれてしまえ」

マリア「希望があふれてるっていいことじゃないですか」

寅「ガブッ……ごくっ。今のはあふれ出る欲望だろ。」

吉音「ねぇねぇ」

寅「なんだよ」

吉音「トラチーはさっきから何食べてるの?」

寅「……茹でたササミとゆで卵だ」

悠「それ夕飯か」

寅「そうだよ」

マリア「高たんぱく低カロリーですね。」

吉音「つまり?」

想「筋肉を作るのに良い食事ということですね。」

マリア「ダイエットにも良さそうですね。」

鈴猫「ダイエット」

吉音「私はもっとしっかり食べたい!」

寅「勝手に食え」

吉音「もぐもぐ、あじしなーい!?」

寅「勝手に食うな!!」

吉音「勝手に食べろって言ったのに」

寅「そういう意味じゃねぇ!」
ゴッ!
悠「痛い!?なんで、なんでおれ蹴られた?!」

寅「……」

吉音「これ、味付いてないよ?」

寅「つけてねぇんだよ」

吉音「おいしい?」

寅「旨い不味いじゃない。体のためだ。」

悠「おれも体のために女子の柔肌に触れあいたいわぁ」

寅「……」
ゴッ!
悠「いてぇっ!」

ともき「アホだ」

悠「助けて鈴猫」

鈴猫「私?!」

悠「ネコ科には猫だ!」

マリア「一理ある」

ともき「ねぇよ」

悠「仕方ないから鈴猫の腹を猫じゃらしでこするか。」

鈴猫「何の意味があるの?!」

悠「楽しい」

吉音「楽しそう!」

鈴猫「えぇっ?!」

悠「はい、猫じゃらし」

想「持ってるんですか」

悠「プロですから」

ともき「なんのだよ」

悠「女性を喜ばす」

マリア「それはない」

悠「なんでや!」

寅「ひとをイラつかせるプロってのなら認めてやる。」

悠「おれからしたら崇のほうがひとを怒らせるプロなんだが」

マリア「崇さんは悠さんを怒らせるプロ。悠さんはひとを怒らせるプロ……ですよ?」

吉音「なるほどなー」

想「ここは感心するところではないと思いますよ」

悠「ちくしょーめ!はい、小鳥遊お勉強問題!コロンブスはアメリカ大陸をインドと誤解し、先住民を何と命名したか?」

マリア「インディージョーンズ」

吉音「あれ、面白いよね」

想「インディアン、もしくはインディオですね」

悠「おれは人間をやめるぞ、ジョジョー!」

ともき「えっ、あ、イン「ディオ」か」

寅「人間なんざとっくにやめてるだろ」
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