ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】4

ーラスタ・ラヴ(1/25/夜)ー

悠「さぶーい、ずるるるっ。ひえーる、ずるるるーんっ!」

ともき「うどん食ってんじゃねぇよ」

悠「この時期はカップ麺がめっちゃ頼もしい。」

優日「ひと口ください」

悠「そのひと口で麺全部かっさらう気だろ」

優日「うん」

ともき「かっさらう気なのかよ…」

拳二「ひのふのみの……うしっ、ちゃんと全額あるな。」

悠「ずるるっーーんっ!」
ビチビチッ
拳二「汁飛ばすんじゃねぇ!」

悠「せめてもの反抗だ!」

優日「汁だけひと口飲ませて」

悠「全部啜る気だろう」

優日「もちろん」

ともき「最悪、二口で全部食えるな。」

優日「じっさいは難しいかもしれないけど、二口しか食べられないならできるだけ頑張る。」

悠「いや、おれのを狙うな」

優日「ひとが食べてるものって美味しそうに見えるじゃん?」

悠「わかるぅー」

拳二「なら、食わせてやればいいじゃねぇか」

悠「あのなぁ。よく見てみろ。とっくに奪われてるのを」

優日「ずるるっ、ずるるんっ。うん、おいしい。」

ともき「ひと口どころが完全に奪われてたな」

悠「仕方ない。おーい。」

楓子「はい、次はカップヌードルですやよ」

ともき「スタンバってたのか」

楓子「はいやよ。」

悠「何か食べるか?」

優日「ええとねぇ。」

悠「お前は今食っただろ!」

優日「悠の食べかけじゃん!鉄鍋のジャン!」

ともき「奪ったのはお前だけどな。あと、なんだそれ。」

悠「鉄鍋のジャンは料理漫画だ。料理人だけど毒を盛るぜ☆」

ともき「駄目だろ」

優日「まさに悪童!」

拳二「ここにいるだろ」
ゴッゴッ!
悠「頭を叩くな!あと、誰が悪童だ!」

ともき「いや、ぴったりだろ。」

優日「クソガキっていわれないだけいいんじゃない?」

悠「まぁ、クソガキよりは悪童の方がいいけど」

拳二「そんで最後は悪党になるんだろ」

悠「だまれヤクザ!」

拳二「就職先だろ」

悠「ちげぇわボケ!」

楓子「そうですやよ。」

悠「おう、いってやれや!」

楓子「任侠屋(ヤクザ)になるとしても、師匠なら独自で組みを立ち上げますやよ!」

優日「そっちか」

悠「そうじゃないんだよなぁ。おれが望んだ答えは……」

拳二「それもありっちゃ有りだな。なんなら事務所とか用意してやるぞ」

悠「うるせぇ!はい、小鳥遊お勉強問題!1492年にアメリカ大陸に到達したジェノヴァ出身の冒険家は?」

優日「ダチョウの卵」

ともき「コロンブスだろ」

拳二「ああ、聞いたことは有る。」

楓子「大航海時代ですやよ」
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