ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】4

ーラスタ・ラヴ(12/23/夜)ー

悠「なぁんか人が多いな。ここ来るまでに18人ぐらいぶつかったわ」

優日「当たり屋かな?」

ともき「クリスマ……」

悠「わーー!」

ともき「……」

悠「……」

ともき「クリスマ…」

悠「わんわんにゃー!」

ともき「うるせぇっ!」

悠「ともきが禁断のワードを口にしようとしてるからだろ」

優日「クリス松村」

悠「……」

優日「ほほう、フェイントには引っかからない」

悠「ニッ」

ともき「クリスマス」

悠「わーー!」

ともき「もう、遅い」

悠「あーあ、今のでけが人が出たぞ」

ともき「なんでだよ」

悠「アンデット族に回復アイテムしかり、リフレク張ってる奴にデスペルしかりだ。」

ともき「FFってのは分かった。」

優日「ただ、例えにはなってないのは確かだね。」

悠「うん、おれも何言ってるのかわからなくなってた。」

ともき「どっかに頭ぶつけたらいいのに」

優日「ますますひどくなるよ?」

ともき「ショックで少しはイイ方に向くかもしれないだろ」

悠「はは、今が一番ベストだよ」

崇「こいつがそのあたりに頭をぶつけたらぶつかったものが可哀想だ」

氷室「ハンマーヘッドですね。」

悠「誰がサメやねん」

優日「ハンマーヘッドシャーク」

悠「まぁ、確かにおれは鮫みたいにイカス男だが」

優日「鮫なのにイカとはこれいかに」

崇「イカレタ男ならぴったりだな。」

悠「おれよりイカレテル奴ならもっとそこら中にゴロゴロいるだろ」

崇「それでもお前は相当だ」

悠「おれが好きなら素直に好きといえ」

崇「……」

氷室「凄いですね。崇のこんな嫌そうな表情をひっぱり出せるのは悠さんぐらいですよ。」

悠「へへっ」

ともき「いつか絶対に取り返しのつかない目に遭うだろうな」

優日「もうたびたびのたびたび遭ってるのに反省しないんだよね。」

悠「過去には振り返らない」

ともき「やかましいわ。」

悠「えへっ☆」

崇「ちょっと表に出て頭冷やしてきたらどうだ?

悠「頭どころか全身冷えるわ!」

ともき「凍えるぐらいでちょうどいいだろ」

氷室「今だと4度ぐらいですかね。」

悠「泣きそうになる。」

優日「しかも明日は雨マーク」

悠「ひぇっ!はい、小鳥遊お勉強問題!紀元前287年に制定された、平民会の決議が元老院の承認なしで法律を作ることができるようになった法律は?」

優日「暴力規制法」

悠「フッ」

ともき「なんで鼻で笑った」

崇「なんだ?」

氷室「ホルテンシウス法です」
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