ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4

ーラスタ・ラヴー

崇「よう。」

悠「おー…」

拳二「なんか元気ねぇな。アホ毛が萎れてんぜ。」

悠「オッサンがアホ毛とか言うな……。」

崇「酒が抜けて弱ってんのか。」

悠「逆だよ。」

拳二「あー?」

悠「休肝日してから調子がすこぶるいいんだ。」

拳二「普段どれだけアルコール浸けだったんだよ。」

悠「るせぇよ。」

崇「ならそろそろ、呑めばいいだろ。」

悠「あー……まぁもうちょい頑張るわ。」

拳二「カッカッカ。18で休肝日ったぁ、なめてやがんなぁ。」

悠「るせぇってんだろ。お前だっていまに中年太りすんだぞ。酒、煙草、加齢臭…おーヤダヤダ。」

拳二「おーし、スクワット100回ばかりしてお前を脇に挟んでやらぁ。」

悠「やめろ!暑苦しい&臭いわ!」

崇「ワイルドターキーロックでくれ。」

美喜「アンタは余裕ね。色々と。」

紅「ちーっ…ありゃ。」

翼「どした?」

紅「崇さんがいる今日はこっちダメだ。」

崇「本郷」

本郷「フッ。」

翼「え?」

六花「『既に煩くなってる気にせず入れ』ってさー。」

翼「あ、はい。ども……誰?(うわ、この娘デッカイ…紅並みにあるじゃん。)」

紅「翼、さきこっち来てくれ。」

翼「あ、あぁ。」

紅「崇さーん。ちょっと紹介したいやつといるんすけど。俺のダチっす」

崇「……」

翼「ど、どうも…翼っていいます。(何かこの人の周り冷たい…気配?迫力かな?)」

崇「虎狗琥崇だ。そいつは本郷千春。あっちで悠と遊んでるのが瓦谷拳二。そっちの女は宗方六花。」

本郷「ふっ」

六花「よろしくって、いってるよ。」

翼「え、それで会話できんの?」

紅「リッカは翻訳係だからな。あと、ともきも理解できるらしい。」

翼「ホントにいろんな人いるな。」

紅「集会場みたいなもんだから。崇さんがいるときは許可取ってになるけどな。あーそれでもあっちのふたりは別かな。あんだけ騒いでても崇さん怒らないし。」

翼「紅は虎戌琥さんのこと好きなんだな。」

紅「勿論。憧れてるし大好きだぜ。」

六花「愛だねー」

翼「愛なのか?」

六花「たぶんね。あたしはそ―ゆーのよくわかんないけど」

紅「愛ってもloveじゃなくlikeの意味でな。俺は純粋に女のほうが好きだぞ。」

六花「その割には優先順位は崇だよね。」

紅「崇さん以上に魅力的な人がいないからな」

六花「ね、愛でしょ」

翼「愛だな」


拳二「おーし、来いやコノヤロー!」

悠「やかましゃあ!コノヤロー!」

美喜「うっとうしいから上着脱ぐな!あと外でやれ!」

悠「うおぉ!吠えろ俺の腹筋!」

拳二「うおぉ!叫べ俺の上腕二等筋!」

美喜「……澪、殺虫剤とライター持ってきた。」

澪「なにする気か知りませんが持ってきません。」
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