ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】4

ーラスタ・ラヴ(12/18/夜)ー

悠「……外にね。出たらね。氷がね。張ってたの……いやぁぁぁっ!」

ともき「うるせぇ!」

悠「もうやだ!もうやだ!やだやだやーだ!」

ともき「……」

マリア「血管にタバスコでも注射したらどうですか?」

悠「それ、ベつに温かくはならないだろ」

マリア「こうやってときどき普通になるのがめんどくさい」

ともき「馬鹿なのにな」

悠「愛すべきバカって言葉もあってだな」

ともき「お前に使う言葉ではない」

悠「おれに使わず誰に使う!!」

マリア「んー……野良犬?」

悠「あー、分かる」

ともき「微妙にわからない」

マリア「ああ、でも悠さんも野良犬みたいなものですよ?」

悠「せめて野良猫といえ!」

ともき「野良はいいのか」

崇「狂犬だろ」

悠「誰が狂っとるか!寅じゃあるまいし!」

寅「あ?」

悠「あらやだ、いらっしゃった!」

寅「狂い虎ってのは悪くねぇがテメーにいわれるとただただムカつくんだよ!」
ゴォッ!

悠「あらやだ白虎の気位!」

マリア「これで暖かくなりますね。」

悠「ならねぇよ!」

寅「全身ボッコボコにしてやる!」

崇「表かしたのリングでやれ」

悠「やらねぇよ!」

寅「こいやぁっ!!」

氷室「ヒート上昇中、ですね」

悠「真島の兄さんでももうちょっと会話できるのになぁ」

ともき「会話ができないのはお前もいっしょだろ」

悠「なんでよ。おれは超トークするじゃん!」

マリア「一方的な会話のドッジボールじゃないですか?」

悠「またまた、ご冗談を」

寅「……」
ゴッ、ゴッ
悠「めっちゃケツ蹴られてるけど振り向かない。」

氷室「振り返ることも大事ですよ」

悠「そこには過去しかない。おれは前を向いて進むんだ!」

寅「……」
ズドッ!
悠「ぎゃあぁ!膝蹴りぃ!」

崇「うるさい」

悠「おれの心配は!」

崇「……」

悠「なにがスゲェって一秒前まで言葉を交わしてるのにすぐにおれが居ないものとして扱われるこの身の振り」

ともき「お前の背後にはしっかりと存在を認識してくれてる人がいるけどな」

マリア「モッテモテー」

悠「やめろ!」
寅「やめろ!」

氷室「ハモりましたね。」

寅「チィッ!」

悠「全力の舌打ちですわ」

ともき「無視されるのとどっちがいい?」

悠「んー……トントン」

崇「ふっ」

悠「笑ってんじゃねーぞ!はい、小鳥遊お勉強問題!ローマ共和政時代の平民のことをカタカナ4文字で?」

寅「ブッコロ」

悠「前も聞いた!」

マリア「便利ですね。コロス、ブッコロ、ブッコロスで3.4.5のパターンで使えますよ」

悠「あらほんとねー、ってバカッ!」

氷室「プレブスですね」

ともき「そうですね。」
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