ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】4

ーラスタ・ラヴ(12/13/夜)ー

悠「サムソン、サムソン」

ともき「誰だよ」

優日「サムソンクツワダじゃないかな」

ともき「誰だよ!!」

悠「プロレスラーだよ!!」

ともき「しらんわ!」

優日「まぁ、知らない人も多いかな。」

悠「やっぱ最近のレスラーじゃないと若い奴は知らないか」

ともき「お前と同い年だけどな」

優日「なら、レインメーカーは?」

ともき「なんだそれ」

優日「なん……だと?」

ともき「え?」

悠「レインメーカー、金の雨を降らす男オカダカズチカだろぉっ!」

優日「レヴェェェルが違ぇんだよ!」

ともき「困ったな。ホントにわからないからツッコミも入れられない」

神姫「オカダカズチカ。得意技はフィニッシュホールド。変形のショートレンジ式アックスボンバー。ジャーマン・スープレックスの要領で相手の腰に手を回し、左手で掴み取った相手の右腕を引っ張った勢いで体を向き合わせ、自身の右腕を相手の喉元に目掛けて叩き付ける。」

悠「やべぇっ!プロだぞ!」

優日「本物だ!モノホンのプ女子だ!」

ともき「プ女子ってなんだ」

氷室「プロレス好きの女子のことです」

ともき「あぁ…なるほど」

神姫「ファンでもいいけど、実際に戦ってみたいわよね。」

悠「いや、それはない」

崇「悠は電流デスマッチをやるといい」

悠「いやだよ!バチバチ痛いじゃん!」

ともき「痛いで済まないだろ」

神姫「デスマッチも色んな凶器があって面白いのよね。」

悠「普通に画鋲とか飛んでくるからな」

ともき「えぇ…マジですか」

神姫「デスマッチの凶器は蛍光灯、画鋲、有刺鉄線、建築現場の足場(スキャフォールド)、剣山、剃刀、ガラス、五寸釘……上げていったらきりがないわね。」

悠「しかもあれ刃先を潰したりとかしてないからな。蛍光灯デスマッチした後とかシャワー浴びるとボロボロ破片が落ちるそうだ。」

ともき「聞いてるだけで痛い」

神姫「痛みは生きてる証よ」

優日「今日の神姫さんは発言がアグレッシブ」

崇「悠も痛みで生きてることを実感するといい」

悠「おれは気持ちいいことで生を実感したいと思います。」

神姫「チッ」

悠「舌打ちなんて聞こえない!!」

神姫「……」
スッ

氷室「おっとビール瓶を持ちましたね。」

悠「やめて!割れちゃう!」

優日「ビール瓶が」

悠「おれの頭がだよ!」

ともき「割れないだろ」

悠「でも、痛いだろ!はい、小鳥遊お勉強問題!ラテン人によって追放された先住民は?」

優日「スーパーサイヤ人ただぁァ!」

ともき「んなわきゃない」

氷室「エトルリア人ですね。」

神姫「そうね」

崇「そうだな」

悠「おい!分かってないだろ!」

崇「間違ってないんだろ?」

ともき「そうですね。」
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