ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】3

ーラスタ・ラヴ(11/25/夜)ー

悠「封筒にお金を入れて、閉じ口に剃刀を張り付けて画びょうをたくさんいれて……」

拳二「……」

悠「ほら、くれてやる!」

拳二「……」
ビリビリっ

悠「横から破くなんて卑怯な!!」

ともき「そりゃそうだろ」

悠「指に傷ができてそこから膿んで苦しめっておもってやったのに……くそうっ!」

摩耶「呪詛しか籠ってないね」

金剛「なにげに恐ろしいこと言ってるよな」

悠「本当に恐ろしいのは金の亡者だ!!」

拳二「……」

ともき「まったく聞かれてないぞ」

悠「類人猿だから言葉が通じない」

拳二「悪口はいくらでも聞こえんぞ」
ゴンッ!
悠「全面ガード!」

ともき「殴られてんのは頭だぞ」

悠「お前なぁ!人の頭をなぁ!ポンポンとなぁ!」

拳二「…………」
ゴンッ!ゴンッ!ゴォォン!
悠「うっ、ぎぃっ、あっ!」

優日「見て見て、醜いモグラたたき」

鈴猫「モグラじゃないでしょ」

悠「いってぇ…」

拳二「そりゃこっちのセリフだ。拳が痛い」

悠「へっへーん!」

優日「あれが調子乗りってやつですね。」

悠「うるせぇっい!」

鈴猫「頭大丈夫?」

摩耶「悪意はないんだろうけど、その言い方だと別の意味に聞こえるね。」

ともき「まぁ、頭は大丈夫じゃないし仕方ないな」

悠「でーじょうぶだ!ドラゴンズクラウンがある!」

鈴猫「ドラゴンズクラウンってなに?」

悠「ゲーム」

摩耶「七つの玉じゃ無くて九つのタリスマンを集めて……」

金剛「願いをかなえる?」

悠「エンシェントドラゴンと戦う」

拳二「願いは」

悠「一応叶うぞ。」

摩耶「さらに高難易度のドラゴンと戦える願い」

ともき「それは願いじゃなくて呪いじゃないかな」

悠「バッキャロウ!高難易度ってことはよりいい装備品がドロップするかもしれないだろぉっ!」

ともき「……」

鈴猫「ええと、じゃあそのさらに強いドラゴンを倒せたら?」

悠「さらに難易度の高いドラゴンと戦える。そしてよりよい装備がでるかもしれないっ!!」

鈴猫「……」

摩耶「これがハクスラに憑りつかれた者の末路だよ」

拳二「ガチャとか何とかいうやつか。」

ともき「ちょっと違いますけど間違いではないです。」

優日「課「金」じゃなくて課「時」だね。お金の代わりに時間を消費してるから」

悠「ハクスラだからな!はい、小鳥遊お勉強問題!「万物の根源は原子である」と主張した人物は?」

摩耶「クリフト」

優日「ザラキ、ザラキ、ザラキ」

ともき「デモクリトスだろ」

悠「やらしいよな」

金剛「中学生か」
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