ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】3

ーラスタ・ラヴ(11/15/夜)ー

悠「壁ドンってあるじゃん」

ともき「もはや使い古されてるよな」

悠「床ドン」

ともき「それももうさんざんだろ」

悠「……足ドン」

ともき「それ……ただ、蹴られかけてるだけじゃね?」

マリア「悠さん、経験多そうですね。」

悠「おれなんてプロだからドンっで留まらずにそのまま蹴飛ばされることが多々あるぜ!!」

ともき「なんのプロだよ」

摩耶「足蹴のプロ」

マリア「金色夜叉かな?」

悠「誰が紫紺の玉で大冒険やねん」

ともき「それは犬夜叉だろ。ボケを重ねるな」

金剛「金色夜叉ってなんだっけ?」

摩耶「尾崎紅葉が書いた明治時代の代表的な小説。」

悠「怒ると金髪になって戦闘能力が上がるんだよ。月を見ると大猿に…」

ともき「サイヤ人じゃねぇか」

悠「頭からっぽの方が夢詰め込めるぅー!」

ともき「詰め込んだまま忘れるパターンだろ」

マリア「片付けの使うかもしれない物みたいですね。」

金剛「なんだそれ」

マリア「部屋の方続けとかをするとき箱を三つ用意するんです。そこに「要るもの」「要らないもの」「もしかしたら要るかもしれない物」に分けて要らないものは捨てて、要るものはそのままで、要るかもしれない物は押入れとかにしまって、そのまま存在を忘れてしまいっぱなしになるってことです。」

金剛「ああ、なるほど。」

悠「おれのドリームボックスはいつでも詰め込み放題だし放題だし!!」

摩耶「それどっか底抜けしてるだけだね」

マリア「底抜けの壺」

悠「やったぜ。フェイの最終問題もクリアしたも同然!!」

ともき「バカ野郎で済ませていいかな?」

悠「ダメです」

ともき「チッ」

マリア「フリスビーでも投げればいいんじゃないですか?」

悠「投げる前に叩き落としてやるわっ!!」

金剛「根本的に間違ってるよな」

悠「でも、とんでくるものはとりあえず叩き落すだろ?」

マリア「お前が何秒動けようがが関係無い処刑方法を思いついたぞ!このナイフの束からどう逃れる?承太郎ォ!! 」

悠「ズゥラアッ!」

ともき「ホント、いつも楽しそうだな」

悠「こうやってテンションあげとかないと寒さに負けるんだよ」

ともき「負けてくれ」

悠「負けられねぇ、負けられねぇ、ハイパーボッ!」

摩耶「よし!もう負けていいぞ!」

マリア「魅せ場終了」

悠「世知辛い。はい、小鳥遊お勉強問題!紀元前700年頃の農民出身のギリシャの叙事詩人といえば?」

マリア「ヘキサグラム」

摩耶「引き潮どす」

ともき「ヘシオドス」

金剛「……ヘキサグラムってなんだ?」

悠「六芒星」
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