ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4

ーラスタ・ラヴー

悠「まいど!」

翼「……」

澪「はいはい、いらっしゃい……って、なんか翼くん疲れてないか?」

翼「す、すまん。水ください…」

美喜「どしたの?」

翼「そこの馬鹿に捕まって、ちょっと本屋寄るとかいってバス一本乗り遅れて…駅まで走らされた…」

悠「いい運動になっただろ」

翼「なるか!っか、なんで疲れてない。」

悠「いや、疲れてるし。もう明日は学校行けない。筋肉痛で足パンパンになる。」

翼「オッサンかお前は……っか、学校は来いよ。」

悠「今週は四日もいったぞ?」

翼「悠、知ってるか?学校ってさ、基本は月曜~金曜まであるんだぞ。」

悠「マジで?!」

翼「その本気で知らなかったみたいな驚きかた止めろよ。なんか…リアルに怖いから。」

紅「悠の場合、学校行っても教室に居なさそうだけどな。」

悠「正解だ。紅はよくわかってるにゃあ~。」

翼「えと…誰?(でっかいな)」

悠「あ、紹介が後れたな、こっちの長身前御下げが俺の愛人の紅。んで、こっちの眠たそうな眼をしてるのが俺の恋人の翼」

紅「悠のツレだ。赤木皇、あだ名は紅だから紅でいいよ。」

翼「どうも、俺は勇城翼。よろしく。」

悠「あらやだ、二人のスルースキルのレベルが高いわ。」

美喜「ただめんどくさくて無視されてるだけだと思うわよ。」

悠「バんなそカな」

翼「ばんなそかな?」

紅「何語だ。」

澪「……あ、そんなバカな…か。」

悠「お前らツッコミがおせぇよ。そんなんじゃ日が暮れるぞ。」

翼「いや、悠のボケに付き合ってたら年が暮れるから。」

澪「あ、上手い」

紅「~~~~」

翼「紅!?どした?」

美喜「あー、気にしないでこいつ笑いの沸点低いから簡単にツボはいるのよ。」

悠「翼が上手いこといったら俺は途方に暮れそうだぜ。」

澪「わかったからそれ以上ボケるな。紅さんが呼吸こんなんで死ぬだろ。」

悠「そんな時はマウストゥーマウスでヒッヒッフー、ランランランルーだ。」

翼「ラマーズ法とドナ◯ドがごちゃ混ぜになってワケわかんなくなってるから。」

悠「考えるな、感じるんだ。」

美喜「アンタはもうちょい、もの考えてからしゃべりなさい。」

悠「無理。脊髄反射人間だから」

澪「その場の勢いと反応だけで生きてんのかお前は。」

悠「否定はしないぜ。」

翼「あのさ、どうでもいいけど紅がピクピクしてるぞ。」

悠「やらしい意味で?」

翼「もう、ちょっと黙ってろよ。」

悠「サーセン。」

紅「はぁはぁ…み、水…くれ。」

悠「ミミ…」

翼「もういいっての!」

澪「本当に自重しないなぁ…」
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