ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】3

ーラスタ・ラヴ(11/1/夜)ー

悠「オトナの甘さ、深いカカオの香り」

ともき「コーヒーか?」

悠「キットカットビター」

マリア「あれ、チョコ食べれないんじゃ?」

悠「食えんよ」

ともき「じゃあ何でキットカットなんて持ってる。」

悠「昨日の残りだ。」

鈴猫「昨日……あ、ハロウィンのお菓子の」

悠「乱世の奸雄」

鈴猫「え?」

悠「あ、間違えた。そうそう。」

マリア「そうそう→曹操→乱世の奸雄」

ともき「そんな間違い方するやつはいねぇ」

悠「ここにいるぞぉー!」

ともき「……」

摩耶「疲れたって顔してる」

金剛「ずいぶんと早いな」

マリア「むしろ今までは疲れても頑張って顔に出してなかっただけじゃないですかね。」

悠「失敬な!おれといるだけでともきは超元気になんだよ!」

ともき「なるかっ!」

悠「わかるか?今の?」

鈴猫「ええと?」

悠「照れ隠しだよ」

ともき「……」

摩耶「そのうち目の光を無くしそう」

悠「おれが輝かせるよ」

ともき「眩しくて目を閉じるから闇に沈んでくれ。」

悠「闇……ダークネス、つまりはToLoveる?」

ともき「ちげーわ!!」

マリア「スッ転んで鈴猫さんにダイブするのがToLoveるでしょっ!!」

悠「おれにはまだただスッ転んだだけで股間に顔を突っこんで手を尻に回して半裸にする力は……ない!」

鈴猫「それはもう転んだどころの騒ぎじゃないよね?」

マリア「山坂転太?」

鈴猫「え?」

マリア「気にしないでください」

悠「ちなみに金剛はダイブしたらメガトンプレスになるぞ」

金剛「ただのボディプレスだろ」

摩耶「悠君にやってみよう」

悠「……」
スッ、ガシッ!

金剛「モップを脇に挟んで構えなくてもやらねぇよ。」

マリア「昔の熊の殺しかたですね。」

摩耶「ベアーハグされて槍で貫けてもそのまま圧死コース」

悠「いきなり好戦的になるからダメなんだろ。まずは小意気なトークから入らないと。」

鈴猫「熊に小意気なトークは通じないと思うよ…。」

マリア「熊語の習得からですね。」

ともき「出来るか」

悠「ぐま!ぐ~、ぐまぐま、ま?(こんにちは!あなたはアナグマですか?)」

マリア「まっ、ま~、まぐまぐ(いいえ、私は人間です)」

金剛「何語だよ」

摩耶「アナグマ語だね。」

鈴猫「なんかスゴイ…」

悠「ぐま!小鳥遊お勉強問題!紀元前338年のマケドニアがアテネとテーベの連合軍を破った戦いは?」

摩耶「カイロねーや戦い」

マリア「ワイロほしーいやの戦い」

ともき「カイロネイアの戦い」

鈴猫「聞いたことある様な無いような」

金剛「俺はない」
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