ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】3

ーラスタ・ラヴ(10/27/夜)ー

悠「つまりカニカマというのはですね。色や形・食感をカニの身に似せたかまぼこで、カニカマ」はかに風味かまぼこを略した名称で、カニ棒・かにぼこともいいます。」

詠美「なるほど。でも、なんでわざわざ蟹に似せるの?かまぼこでなくても蟹を食べればいいんじゃないかしら。」

マリア「ぐふっ!!」

摩耶「マリアちゃんの弱点にヒット」

吉音「弱点?」

摩耶「お金持ち」

金剛「大丈夫か?」

マリア「あんなストレートなパンがないならお菓子を的なのは効きましたねぇ……鳩尾がわっしょいです」

ともき「だいぶ錯乱してるな」

悠「あー、うん、詠美さん。蟹は高いんです。庶民感覚では蟹は高いんです。」
ガシッ
詠美「ご、ごめんなさい…」

吉音「悠が力説してる。」

摩耶「悠君は最後の晩餐は蟹って決めてるぐらい蟹好きーだからね。」

悠「カニに溺れたい」

ともき「全身ズタズタになるぞ。」

摩耶「漂流教室の化け物みたいになりそう」

悠「それは嫌だ」

吉音「とりあえずカニカマ食べてみたい?」

詠美「え、ええっ。あむ……うん、美味しいわ。」

悠「ふひっ!」

マリア「悠さん。蟹丸ごとどうぞ」
スッ
わしゃわしゃ
悠「それはカニじゃねぇ!蜘蛛だ!」

マリア「ほら、食え。おらっ、食えや!」

悠「やめんかいっ!」

摩耶「蜘蛛はチョコレート味とか聞くけど実際どうなんだろうね」

ともき「知りたくないな」

金剛「しかし、虫食ってのは今増えてるんだよな」

悠「食糧問題解決の一手らしいからな」

ともき「イナゴの佃煮くらいならいいけど、幼虫とか甲虫とかはきついよなぁ」

吉音「私も虫は嫌かなぁ」

悠「吉音が?!」

吉音「どういう意味!」

悠「深い意味はない」

マリア「なら浅い意味を聞いてみたいですね。」

悠「うるせぇっ!」

マリア「お見舞いするぞ!」

悠「なにを!」

マリア「本日もパスタ」

悠「あ、ごめんなさい。」

詠子「なに今のやり取り?」

ともき「さぁ……ちょっと分からないです」

摩耶「水曜どうでしょうのオーロラのやつだね」

悠「わかってくれる人がいるっ!!」

摩耶「……」

悠「なんでそんな困ったような顔するのかな?んん?」

摩耶「いや、なんか悠君の理解者かと勘違いされたら……ねぇ?」

悠「抱きしめて小一時間ぐらい離さないでいてやろうか!!」

ともき「うざそう…」

摩耶「自分の腕が壊れるまで発剄を叩きこみ続ける。」

悠「過激な愛情表現だぜ…。はい、小鳥遊お勉強問題!ペロポネソス戦争の勝者は?」

詠美「スパルタ」

悠「はい、正解!!」

ともき「スパッと決まったな」

吉音「ペロペロキャンディ?」

マリア「あれ、子供の顔ぐらいあって4.5色使ったのとかありますけど食べきったら身体壊しそうですよね。」

摩耶「甘味がしばらく取れなさそう」
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