ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】3

ーラスタ・ラヴ(10/21/夜)ー

悠「ちゃくちゃくと台風が進行しておるなぁ」

マリア「月曜日辺りが一番荒れそうですね。」

ともき「そうなると、しっかりと」

吉音「食糧を用意しておかないと!」

金剛「まぁ、間違いではないな。」

悠「そんなこといったらとんでもないことになるでしょ!」
ベチチン!ベチチン!ベチ!ベチン!ベチン!
金剛「太ももをリズム良くたたくな」

悠「張りのあるイイ太ももですねぇ。あと硬い」

摩耶「ひっざ蹴り、ひっざ蹴り!」

悠「悠君のお腹に膝蹴りしちゃらめぇ!」

マリア「顔ですよ?」

悠「えげつねぇなぁ」

金剛「いや、やらないけどな。今は」

悠「最後の「今は」っていうのでゾッとした」

マリア「どのぐらい?」

悠「膀胱に尿が溜まってたら出てたぐらい」

ともき「帰れ」

悠「金剛の膝だぞ?そんぐらい怖ぇだろぉ!?」

マリア「寅さんの膝とかどうですか?」

悠「怖い」

摩耶「一番怖い膝は?」

悠「んー、女の子の膝枕かなぁ」
さすさす
吉音「くすぐったい~」

悠「うへへっ」
さすさす
想「コホン」

マリア「捥げろ」

悠「やめなっせ!」

摩耶「やっぱり金剛君、膝いっとこう。眼球に」

悠「ドエライところを狙うんじゃない!」

マリア「ぶちゅん」

悠「やめろーい!」

想「……」

摩耶「どうかした?」

想「いえ、さっきよりも雨の音が強くなったような気がして」

摩耶「あー、確かに」

ともき「本格的に酷くなる前に帰ったほうがいいかもな」

悠「タクシーという手もある」

ともき「誰が払うんだよ」

マリア「私は無理ですっ!!」

ともき「それは知ってる」

マリア「無理無理!ぜーーーったい無理!」

ともき「わかった!っていうか、知ってるっていってるだろ!」

マリア「腹えない、払いたくないーーー!」

ともき「……」

悠「ここまで嫌がられると逆に払わせたくなるな、ならない?」

金剛「ならないだろ。」

摩耶「僕に良い考えがある。」

悠「ほほう、さっそく聞かせてくれ。」

摩耶「悠くんが今すぐ走って帰って車で迎えに来る」

マリア「それだ!」

悠「おれには優しくない解決策ですね。」

摩耶「悠君なら雨すら躱せるよ!」

悠「いくらおれでもそれは無理だなー。」

ともき「いいから、やめに帰ろう…」

悠「じゃあじゃあ、いそいで小鳥遊お勉強問題!都市国家スパルタは何人によって作られたか?」

マリア「そりゃ沢山の人で」

摩耶「ドリア」

吉音「ドリア?おいしいよね。」

想「ドーリア人ですね。」

ともき「よーし、帰るぞー」
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