ｰラスタ･ラヴｰ

悠「結局今日はなんだったんだ？」

美喜「さぁね。」

澪「なんだったんだのか俺らもわかんないや。」

ともき「アレだよ。悠はどんな人間かなーって話してだだけだ。」

悠「なんじゃそりゃ」

梓「そうだ。ここでひとつ悠の本気を見せてくれないか」

悠「俺の本気？」

澪「あ、俺もちょっとみてみたい。」

悠「ふむ…本気なぁ…卵あるか？」

美喜「あるけど、なにする気よ…」

悠「割る。」

澪「ごめん、なんの本気だ？」

悠「まぁ、見てろ。こうやって卵の頭と尻を中指と親指で挟むだろ。んで……腹を人差し指で突く。」

ピスッ…パカッ

悠「はい、綺麗に割れました。」

ともき「いや待て、どうやった今。」

梓「すげー…卵が真っ二つになってる」

澪「確かに本気だけど……なんか違うぞ。」

悠「ちなみに、まおはこれを縦で出来る。」

美喜「アンタん家のキッチン風景が想像できないわ…」

ともき「いや、こーゆー本気じゃなくてだな…」

悠「なら、片手でアナザー冥フルコンしようか？」

梓「そりゃスゴい…。できるのか。」

悠「多分。」

ともき「いや、そうじゃなくてさ…」

悠「仕方ない。なら本気を見せてやるか…。」

澪「妙なのはもういいぞ。」

悠「いやいや、澪。ポートエレンくれ。」

澪「は？まぁいいけど…ロックか？」

悠「ジョッキ。」

澪「…わかってんのか？アルコール70パーセントだぞ。」

悠「ふふ。見てろ。ごくっごくっ……。」

ともき「うわ…」

梓「飲み干した。」

悠「ふぅ……ニコ。…………うぇえぇ…喉やげる゛…ぎも゛じわ゛り゛い゛ぃ゛……」

美喜「ナニコイツ…そこで、吐いたら許さないわよ。」

澪「あーもー水のめ水！」

悠「うぶぶぶ…」

ともき「はぁ…なにがしたいんだ。」

悠「いや、っーか、俺の本気ってなにが見たいわけよ？」

梓「こう…悠ってスゴいっていえそうな事。」

悠「卵割りも、スコッチ一気のみもスゴいだろ」

ともき「まぁ、凄かったな。」

悠「あ……休肝日だったのに呑んじまった。」

美喜「文字道理三日坊主ね」

悠「あ～やっちまった。また明日からやり直すか…」

友利「じゃあ禁酒を破ったら悠兄さんに罰ゲームです！」

悠「お前まだいたのか……なんだよ、罰ゲームって」

友利「そうですね……前髪切ってくださいです」

悠「ふざけろ。それは「罰ゲーム」じゃなく「罰」だ。」

友利「じゃあ、マイルドにエプロン着てオタマを持ってはにかみながらおかえりなさいアナタって言ってくださいです。」

悠「それは俺じゃなくともきの役だな。」

ともき「俺を巻き込むな。」

友利「じゃあもう自分では絶対いわない台詞でプロポーズしてくださいです」

悠「なんじゃそら……とりあえずプロポーズの真似事すりゃいいのか？」

友利「自分が絶対いわない感じのでです」

悠「よくわからんし、空気相手にプロポーズするのもアレなんだけど。」

友利「じゃあ、◯◯さん…って感じでやってくださいです」

悠「一回だけだから。」

友利「はいです♪」

悠「◯◯…俺のものなれよ。」

ともき「悠なら言うんじゃね？」

梓「言いそうだな。」

悠「俺の恥ずかしさはどうしたらいい…。」

友利「じゃあ、悠兄さんらしく、いってくださいです」

悠「◯◯、俺と性行為を前提に付き合ってくれ。」

ともき「インパクトはあるけど、お前バカだろ。」

悠「やめてくれ、照れるじゃないか。」