ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】3

ーラスタ・ラヴ(10/9/夜)ー

悠「キュウリの浅漬け喰う?」

ともき「……え?」

悠「いや、キュウリの浅漬け」

ともき「じゃあ、もらおうかな」

悠「ほい」
ズィっ!
ともき「って、一本丸々かい!」

悠「え?」

ともき「え?」

悠「キュウリといえば……一本漬けだろ」

ともき「一本漬けだとしてもそれを丸々渡しはしない。」

悠「ちゃんと割り箸さしてるから手も汚れないぞ」

ともき「……ぽりぽり、美味しい」

悠「だろう。茶屋で出すつもりの試作品だ」

摩耶「茶屋ってなんだっけ?」

優日「哲学ですかな?」

悠「茶屋は茶屋だよ!ほら、キュウリをお食べ!」

摩耶「ボリボリ」

優日「ボリボリ」

悠「感想は?」

優日「ビールが欲しい」

摩耶「白米も欲しい」

悠「……お茶とか和菓子は?」

ともき「キュウリの浅漬け喰ってついでに和菓子ってなるか!」

悠「でも、塩昆布とかつくじゃーん」

金剛「口直し程度についてくるもんだしな。っていうか……塩昆布でよくないか?」

悠「だが断る。」

ともき「なんでやねん。」

悠「ぼりぼり、ぼりぼり」

ともき「両手に持ってくってんじゃねぇよ!!」

摩耶「まぁ、確かに美味しいんだけどね。」

優日「茶屋やめて立ち飲み屋やろう。」

悠「なんでやねん!」

優日「こっちのセリフじゃい!」

金剛「落ちつけよ」

久秀「立ち飲み屋って言うのは久秀も反対ね」

摩耶「あ、オーナーさん」

悠「お・れっ!!」

優日「でも、絶対に受けるよ?お酒におつまみって鉄板だし」

久秀「お酒を出すっていうのいいと思うわ。ただし、立ち飲みなんてものじゃなくて綺麗どころが居てお酌をして……」

悠「キャバクラじゃん」

久秀「女の子とお酒の飲める娯楽施設よ。」

悠「そんな店ダメ!!だけど、おれ専用なら可!」

久秀「はい、プレゼント」
スッ
【スーパーゆう君人形】
悠「ん?」
BONNっ!!

優日「ドールボム」

悠「あっぶねぇ……とっさに手を離さなかったら火傷してたぜ」

摩耶「音のわりに爆破力は低いね」

久秀「今のは適当に火薬詰めただけのものだからね。」

ともき「しっかし、なんで余計なひと言をつけるんだろうな」

悠「問題はない。なにもな!」

摩耶「悠君の頭かな、問題は」

優日「存在かも」

悠「だまらっしゃい!はい、小鳥遊お勉強問題!ギリシャ人は異民族の事を何と呼んでいたか?」

優日「バルバトス」

摩耶「ボルボロス」

金剛「えーと、なんだっけ、ウロボロスか?」

久秀「バルバロイでしょ」

ともき「はい」
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