ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】3

ーラスタ・ラヴ(10/7/夜)ー

悠「秋といえばぁ!」

マリア「食欲の秋!」

悠「危険すぎるっ!とても危険だっ!」

ともき「今さらだろ」

悠「いや、昨日だって何かキングボンビーに襲われたぐらい財布から諭吉さんが消えていったんだが」

マリア「経済まわしてますなぁ!チッ!」

悠「今、舌打ちはいったか?」

摩耶「気のせいだよ」

悠「そうかなぁ。」

ともき「聞きなれてるしイイだろ」

悠「舌打ちじゃなくリップ音が欲しいわぁ」

摩耶「チッ!!」

マリア「チッ!チッ!チッ!」

悠「あーあーあーあー聞こえなーい!」

ともき「……」

マリア「秋といえば柿、かぼちゃ、さつまいも、梨、栗、リンゴ、美味しいものがいっぱいですよね。」

ゆえ「じゅばどばだばー……」

ともき「ヨダレなのか何なのかわからんがヤバいくらい垂れてるぞ」

ゆうな「こんなに飢えさせたのはどこの誰よ!責任とって!」

マリア「悠さん」

悠「マジかよ。おれか?おれなのか?」

摩耶「まぁ、子供をお腹いっぱいにするのは父親の務めだよね。」

悠「至極まっとうで何とかして刃向かいたくなる。」

金剛「なんでだよ」

悠「反骨精神」

マリア「ただの天邪鬼」

ゆうな「あまり、ゆえを怒らせない方がいい。」

ゆえ「……」
ゆらっ、ゆらっ

悠「無言でフリッカースタイルをとるのはやめなさい!」

マリア「はははっ!」

ともき「笑うところでもないんだがなぁ。」

金剛「でも、今なんて和菓子屋はいろいろと出せる季節だろ」

悠「うち、茶屋ですから」

ともき「言いわけになってねぇよな」

悠「出してるには出してるけどねー。うちの店が渋皮煮を出せば目の前の店が渋皮煮でモンブランロールケーキとか売りだしてるからなぁ。」

マリア「いいとこどりどころか完全にかっさらわれてますね。」

悠「味は負けない自信があるんだけどなぁ」

摩耶「妙なところでプライド高い」

悠「全部お手製だぞ、負けないに決まってる!」

ともき「負けないならもっと商売に力入れろよ」

悠「……はい」

マリア「やや、間がありましたね。」

摩耶「悠君は技術はあるけど商才がないの典型だからね。誰かに鞭うたれて荷馬車のように働かせるのが一番いいんだよ。」

悠「いやだよ!!」

ゆうな「いいじゃん。みんなの下請け係」

悠「軽く言うんじゃありません!はい、小鳥遊お勉強問題!アクロポリスのふもとにあった広場は!」

マリア「宇宙海賊アゴキング」

摩耶「辻本茂雄」

悠「茂じぃ」

ゆえ「あごら……」

ゆうな「ゴモラ?」

金剛「モスラ?」

ともき「アゴラ」
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