ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】3

ーラスタ・ラヴ(10/4/夜)ー

悠「中秋の名月……月は出ているか?」

ともき「自分で見て来いよ」

悠「月がキレイですね」

摩耶「夏目漱石かな?」

悠「ぶっちゃけ告白にしては分かりにくい回りくどいよな」

金剛「俺はまったく意味が分からん」

悠「筋肉が素敵ですね。なら伝わるのにな」

金剛「愛の告白とは伝わらんだろ」

悠「想いよ届けっ!!」

金剛「……」

優日「すごく、困った顔をしていらっしゃる」

ともき「困らせるなよ」

悠「困った顔が見たくて☆」

摩耶「殴ろう」

金剛「オーケー」
ズドッ!
ガッ!
悠「唸れおれの腹筋!!」

優日「受け止めた?」

悠「よゆぅのよおぼっ」

ともき「口の端から泡吹いてるぞ」

摩耶「カニ」

悠「じゅるるっ……やるじゃないっ!」

金剛「飲むなよ…」

悠「吐きだすのもマズいかなって」

ともき「拭けよ」

悠「その手があったか」

優日「アホの子かな?」

摩耶「そうだよ」

悠「へへっ」

ともき「照れるところじゃない」

悠「なんでもプラス思考にとっとくもんだ」

ともき「反省もしろっていってんだよ!」

悠「……ふふっ」

ともき「いや、笑って誤魔化すな」

悠「月がきれいですね」

ともき「やかましいわ!!」

優日「月見団子を食わせろ!」

悠「おおっと違う角度から何かが攻めてきたぞ」

優日「月見うどんも用意しろ!あと……食い物を出せ!!」

ともき「食い物専門の強盗かなんかか。」

悠「おれは前からそうじゃないかと思ってた。」

優日「誰かに何かを食べさせてもらうっていいじゃない。」

摩耶「悠君だとたかるのに気も引かないしね」

悠「少しぐらい遠慮してくれて全然いいよ」

優日「遠慮しないよ?」

悠「身体で払わすぞ!!」

ともき「いってることが犯罪者だぞ」

摩耶「犯罪者だよっ!」

悠「そうだ!いや、ちげーよ!グレーゾーンだよ!!」

ともき「グレーゾーンなのは認めるんだな」

悠「大抵の人間はグレーなんだよ」

摩耶「がりゅーちゃんとかも?」

悠「それは特別だなぁ」

優日「純白」

摩耶「それに対して悠君という黒が近くにあるという……危険!」

悠「おいおい、虹色だぜ?」

ともき「それはそれで気色悪いわ」

悠「イッツ、レインボータイム!はい、小鳥遊お勉強問題!ミケーネ文明滅亡後の約400年間の混乱の時代を何というか?」

摩耶「暗黒大王」

優日「ブレストファイヤー!」

悠「マジンゴー、マジンゴー、マジンガー……ゼーーーット!」

ともき「……暗黒時代」
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