ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】3

ーラスタ・ラヴ(9/12/夜)ー

悠「シャバルビドゥ」

マリア「ドゥビドゥビル―」

ともき「……」

悠「……なにいってんだろおれ」

ともき「知らねぇよ?!」

吉音「今、サバの味噌煮っていった?」

悠「いった?」

ともき「シャバルビドゥ……サバの味噌煮……いやー、言ってないっていうか無理があるだろ」

悠「無理があるって」

吉音「無理があるらしいよ」

詠美「それを私に伝えてどうしろと言うの?」

悠「笑えばいいと思うよ」

詠美「今のでどう笑うのよ…」

ともき「確かに」

摩耶「むしろ、ここは悠君が抱腹絶倒爆笑トークでしょ」

悠「……」

マリア「無茶ぶりって怖いですよね」

悠「あー……」

想「いくんですか?!」

悠「昨日さ手を洗うときにに石鹸を泡立ててたら石鹸が逃げて石鹸受けに帰っていた。綺麗な放物線だったよ……。」

吉音「?」

金剛「俺は今のかなり面白かった」

ともき「悪くはなかった」

詠美「~~」

マリア「あの、こちらにめっちゃ震えてる人がいます」

想「どうやらツボだったようですね。」

詠美「に、にげ……帰っていっ……ふふっ」

悠「マジか」

ともき「人間なにかしらツボってあるからな。」

悠「紅なんかツボしかないぞ」

マリア「そんな紅さんでも笑わないようなことを言うことがある悠さんってすごいですよね。」

悠「バックブリーカーとサバオリどっちがいいか選ばしてやる」

マリア「サバの味噌煮がいいです」

吉音「やっぱりサバの味噌煮あるの?」

悠「……」
ごそごそ、コトッ

ともき「なんでポケットからサバの味噌煮缶が出てきた」

悠「なんかポケットにはいってた」

摩耶「どういう「なんか」が作用したらポケットにサバ煮缶が入ってるんだろう」

金剛「登山中の非常食」

マリア「それですね」

摩耶「悠くん、山男?」

悠「ちげーわ」

吉音「よいしょっと」
パコッ

想「食べるんですね。」

吉音「缶詰って結構おいしいよね。」

詠美「……そうなの?」

吉音「うん、詠美ちゃん食べたことないの?」

詠美「缶詰……食べたことないわね」

「「「え?」」」

悠「マジすか……缶詰って結構うまいですよ。食べてみてください。」
ごそごそ、コトッコトッ

ともき「やきとり、くじらのアヒージョ、出汁巻き卵……いや、何個出てくるんだよ」

悠「はははっ」

ともき「いや、笑い事じゃなくて」

金剛「国産豚のバルサミコソース煮の缶詰とか初めてみたぞ」

摩耶「僕この梅干し大根漬けっての食べてみたい」

マリア「でた、トドカレー」

想「あの、ホントにポケットから出したんですか?」

悠「ふふっ。はい、小鳥遊お勉強問題!宗教書や文学作品等に使われた神聖文字を簡略した文字は?」

マリア「ヒステリックマダム」

悠「こわっ。それ、相当怖い。」

ともき「神官文字(ヒエラティック)だろ。」
想「ヒエラティック(神官文字)ですね。」

吉音「ご飯ほしくなる」

詠美「……ホントおいしい」

摩耶「缶詰って馬鹿にできないんだよね。」

金剛「基本的に味は濃い目だから酒のつまみだけどな。」
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