ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】3

ーラスタ・ラヴ(9/11/夜)ー

悠「映画版マスクを見たらアニメ場のマスクを見たくなったでござる。」

ともき「見たらいいだろ」

悠「んー……確かにアニメ版のマスクもあるにはあるんだが……ビデオテープなんだよな」

優日「ビデオとかテープ自体がバグってそう」

悠「カビとか生えてなかったら大丈夫なはずなんだけどなぁ。磁気ものはちかくに置いてなかったし」

ともき「むしろテープデッキとかをまだ引っ張りだせるのがすごいな」

悠「もの持ちいいのよ」

崇「適当に物置に放り込んでるの間違いじゃないのか?」

悠「適当ではない!ギリギリだけど!」

ともき「ギリギリってなんだ」

悠「適当にはしてないってことだぬん。」

ともき「ぬんってなんだぬんって」

悠「え?」

ともき「……」

崇「よく話を続けられるな。俺なら二言目で殴ってる」

優日「どのあたりを?」

崇「頬骨」

悠「顔はやめて!女優の命なの!」

ともき「女優じゃねぇだろ」

悠「男優」

優日「AV」

ともき「おい」

悠「いやー、興味ないっす」

優日「意外!」

悠「おれは誰かのための撮影なんぞより、自分による自分のためだけの快楽……」

ともき「だーまーれ」

悠「にゃうんっ」

崇「……」

悠「なんじゃい、その目は!」

ともき「呆れてるんだろ」

優日「縁の切れ目とか」

悠「おれより先に面白いこと言うの禁止!」

氷室「賑わってますね。」

崇「サルが騒いでるだけだ」

悠「アーーーッ、アーーーッ」

優日「あ、おっさんみたいな猿!」

ともき「なんだそれ…」

悠「フクロテナガザルのケイジくんだ」

氷室「ニュースにも取り上げられてましたね。東山動物園でしたっけ?」

崇「おっさんみたいなってなんだ。」

悠「鳴き声がおっさんが叫んでるみたいな叫びなんだよ。今では人気が爆発して鳴き声付きポストカードが大売れしているらしい。」

崇「世の中、訳の分からないものが売れるな。」

悠「いや、めっちゃいい「アーーーッ」なんだよ」

氷室「悠さんはああいうの好きそうですね。」

悠「控えめに言って好き」

優日「控えめに言わなかったら?」

悠「アーーーッ!!」

崇「……」
ヂッ
悠「……」
ハラハラッ…

優日「凄まじい拳速、私じゃ無きゃ見落としちゃうね。なにも見えなかったけど。」

ともき「少し前が見やすくなったな」

悠「バッキャロー!」

崇「頬骨砕かれなかっただけマシだと思え」

氷室「ふふっ」

悠「笑い所さんじゃない!はい、小鳥遊お勉強問題!神聖文字をを解読したフランス人は?」

優日「ジャンピエールポルナレフ、言わずにはいられないっ!!」

ともき「えぇ…」

悠「僕の名前はエンポリオです」

崇「で?」

氷室「ジャン=フランソワ・シャンポリオン、フランスの古代エジプト学の研究者です。」
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