ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】3

ーラスタ・ラヴ(9/1/夜)ー

悠「……八月」

ともき「九月だよ」

悠「だよねぇー」

マリア「ああ、受け入れはしてるんですね」

悠「認めたくないけどな!!」

ともき「なんの反骨だよ」

摩耶「夏休みへの執着かな」

悠「休み、休み、休み……水着美女、水着美女」

金剛「後半違うのになってんぞ」

崇「結局は下半身でものを考えてるってことだろ」

悠「男だもん!」

ともき「ひとくくりにすんな」

崇「まぁ、コイツはそういう病気だから仕方ない」

マリア「性病…」

悠「ぶっ飛ばすぞ!割とガチでぶっ飛ばすぞ!!」

崇「クックッ」

悠「ちょっと受けてんじゃねぇよ!!」

摩耶「異常性欲」

悠「健全です!」

ともき「それはねぇよ」

悠「にゃにおー!」

マリア「その反応が分かりません。」

摩耶「そういえば悠君、宿題を買ったりとかした?」

悠「ああ、ニュースでやってたな。読書感想文とか買える奴」

ともき「どうなんだろうなああいうのって」

崇「なんでも金で解決できる時代ってことだろ」

悠「でも、アレ使えるのはせいぜい中学生程度だろ。そんなのより真桜の方が完璧だ」

ともき「お前は最低だ」

悠「あざっす。」

ともき「サイコ野郎」

悠「最近はサイコパスが多くて怖い」

崇「タコか?」

マリア「それ、オクトパス」

悠「先生、先生じゃないか!」

ともき「何言ってんだ。」

マリア「タコで先生。つまりはディープワン」

悠「先生は置いといて、サイコパスってしらないか?」

崇「よく分からん」

悠「ざっくばらんに言うとヤバい奴」

崇「お前か」

悠「ガルルッ!」

マリア「色々とタイプがありますが、良心が異常に欠如している、他者に冷淡で共感しない、慢性的に平然と嘘をつく、行動に対する責任が全く取れない、罪悪感が皆無、自尊心が過大で自己中心的、口が達者で表面は魅力的……あれ?悠さん?」

悠「なんでじゃい!!」

ともき「何個か該当してるところが……怖いな」

摩耶「サイコパス診断とかもあるよね」

マリア「あなたは頭痛に襲われた。激しい痛みで立っていられない。そこに、一人の女性が近づいてきた。どうやらあなたを心配しているようだ。あなたはすぐにその女性を殺した。なぜ?」

ともき「頭痛の八つ当たり」

金剛「痛みで気が狂った?」

摩耶「心配した女性に頭に触られたから」

悠「崇はどう思う?」

崇「薬でも極めてたんだろ」

マリア「悠さんは?」

悠「直感的に思ったのは……痛みに耐えかねて八つ当たりかな」

マリア「今、ワンクッション置いて別の答えだしましたね?」

悠「悲鳴を聞くと痛みが和らぐ気がするからっていうのを思い出したんだけど、これは答えな気がしたから変えたんだよ」

ともき「そうなのか?」

マリア「ドンピシャですね。」

摩耶「あっ、それ僕も知ってる。エリザベートの言葉だね」

金剛「誰だ?」

マリア「異常殺人鬼です」

金剛「……」

悠「はい、気分を変えて小鳥遊お勉強問題!エジプトの新王国の上エジプトにある首都は?」

金剛「……」

マリア「金剛さんがめっちゃ疲れた顔してます」

摩耶「金剛君、ナイーブだから」

崇「それで答えは?」

ともき「テーベです。」
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