ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4

ーラスタ・ラヴー

悠「うぃ~さみぃ…」

海「ガクガクブルブル」

澪「いらっしゃい。また、冷え込んでるか?」

悠「冷え込んでるレベルじゃ無い、吹雪いてんぜ」

美喜「今って三月半ばよね……いやになるわ。それより、その子大丈夫?かなり震えてるけど」

悠「コイツは寒さに弱いからな…海、生きてるか?」

海「うちもう眠いよ…パトラッシュ」

悠「誰がパトラッシュやねん。」

海「寒いん嫌いや…。ゆー、温めてんか」

悠「どうしろってんだ。」

海「鈍いなぁ、こーゆー時は肌と肌をあわせてやな…。」

悠「はいはい、抱っこしてやるよ。ほら、膝の上すわれ。」

海「ぅやん」

悠「妙な声出すな。」

海「あ、悠あったかいわあ~」

澪「まるで親子だな。」

海「夫婦やなんて、澪にいちゃん照れるやん」

澪「これは突っ込んでいいのか?」

悠「コイツもエンドレスボケだからガンガン突っ込んでくれ。あと、熱燗。」

美喜「休肝日はどーしたのよ。」

悠「あ…そうだった。仕方ない、ホットミルクと珈琲」

美喜「うちは喫茶店じゃないわよ。けど、ホットミルクだけ作ったげるわ。」

海「ちょいまち、そのホットミルクってもしかしてうちの?」

悠「もちろん。」

海「子供みたいなもん飲まんわ!」

澪「いや、子供だろ。」

悠「おぃおぃ、牛乳は身体にいいんだぞ。」

海「そんなんゆうたって、牛乳で身長が伸びたりせんのは知っとるし。」

六花「う~さむさむ。美喜さーん、ホットミルクジョッキでくださーい。」

海「……」

悠「見てみろ、牛乳飲めばあれだけ育つぞ。」

海「いや、あのねーちゃんはちゃうやろ。あきらかに、なんや別の要素があってあの身長やろ」

悠「本人に聞いてみるか……おーい、リッカ」

六花「んー?」

悠「ズバリ、今日の下着の色は?」

六花「白。」

海「ナニを聞いとんや!」

悠「グベッ?!」

澪「あーぁ…顎に頭突き入ったよ…」

美喜「リッカ、アンタもほいほい答えないの」

六花「ついノリでテヘへ。」

美喜「あーもー可愛いわね。」

悠「おぉ…ぉ…クリティカル…ヒットだ」

澪「怖いから、頭を倒したまま喋るな。」

悠「クケケケエェ!」

澪「呪われてんのかお前は!」

悠「ふっかーつ。」

海「わっ!なんや、髪の毛?!」

悠「あー…わり、振りおろしたから後ろ髪が被さったか」

海「長すぎやろ…切らへんの?」

悠「めんどい。」

澪「その髪洗う方が面倒だろ。」

海「うち的には、前髪切って欲しいわ。めっさ貞子やし。」

悠「寒いから嫌だ。」

澪「理由適当だろ。」

悠「いやいや、重要。重要。」
12/100ページ
スキ